ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

クラダック ディアジオ・スペシャルリリース 2018-2019

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ラベル情報:

CLADACH

BLENDED MALT SCOTCH WHISKY

A UNIQUE blend of MALTS from six RENOWNED COASTAL DISTILLERIES

BOTTILED IN 2018

57.1%

 

香り:潮の香り、モルトの甘み。桃、バニラ、乳酸菌、消毒液。黒胡椒。

味わい:オイリー、バニラ、杏。ビスケット。強い潮気、スパイス、ヨード、消えかけの焚火。

好み:★7 75

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

香り:黒胡椒の土台にワインのような風味。ソフトな海潮、砂浜、海藻、ニス。すぐに芳醇な香りが開いてきて蜂蜜とレモンとフルーツケーキ。

味わい:スタートは少し甘めだが、そのあと塩味とフルーティーでオイリーなノート。スモーキーな暖かみに柑橘と蜂蜜の濃厚さ。

 

 

反芻:香りの後半部は全然拾えてないですね。味わいの 甘みから塩味の変化はその通りと感じます。改めて探すと、レモン等のフルーツさもありました。塩味の下に隠れているような、そんなイメージです。潮のインパクトに気を取られて探せなかったのかな。良い経験になりました。

時間を置くとフルーティさが大きくなります。面白い

 

 

雑感:クラダックとはゲール語で海岸線。

ディアジオ社所有の沿岸部に位置する6か所の蒸留所(インチガワー、クライヌリッシュ、タリスカー、オーバン、ラガヴーリン、カリラ)のブレンデッドモルトです。

復刻されたタリスカー8年と同発売になります。

やはり世はシングルモルト時代なのでしょうか。Amazonで普通に買えました。

 

ですが美味しいです。

海岸線というテーマだからかな、潮気のインパクトが大きいブレンデッドモルトです。その上で記事を書いている途中、潮を迎えに行くつもりでグラスを傾けると開いたフルーティさに驚きました。時間経過による変化が如実ですね。面白い。

 

試しにロックにしたら、かなり甘くなります。ドライアプリコット、ミルク、カスタードクリーム。

 

個人的にはストレートの方が好きです。

 

 

 

 

追記(22/12/16):

フィニッシュにむけて記録を残しておきます。

香り:潮気、バニラ、軽やかな樽香。スパイシー。血液。レモンピール、オレンジピール。メンソール。

味わい:甘い樽香、バニラ、オレンジ、クローブと胡椒。スモーキーな苦み。薄めたハニーマスタードソルティ。シェービングフォーム。

複数種の樽が浮かんでくる。

好み:★7 73

 

 

反芻:過去の自分よりも、オフィシャルのコメントに近いようです。

今回は成長しているからとプラスに考えます。

 

 

ちなみに、過去の自分が試していたロックをやってみましたが、

今の自分もストレートの方が好みでした。

 

ドライアプリコット、そしてミルク。

甘くて美味しい。

甘くて美味しいのだけど。

そんな印象。

 

ここにグレーンが含まれていたら…!

そう思った自分に驚きました。

 

 

 

 

10年後15年後を生きる人からすると伝説となっているかもしれない

 

ふと思いました。

 

 

カタログデータには期待感溢れるものがありますよね。

 

開封せずに残しておいたらどうなったかな…

切りがない話ですが