ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレントファース 24年 1991 信濃屋 GM リザーヴラベル

ラベル情報:

GLENTAUCHERS

Distillation date: 31/12/1991 ※裏ラベルより

Bottling Month: February 2016 ※裏ラベルより

Cask Type: Refill American Hogshead ※裏ラベルより

Cask Number: 6031802

44.3%

EXCLUSIVELY BOTTLED FOR SHINANOYA

RESERVE

GORDON & MACPHAIL

 

香り:蜜たっぷりの林檎。シナモン、アップルパイ。蜂蜜。明るい樽香。べたっとした蜜の甘み。

味わい:オーキーなスパイス、蜂蜜シロップ、生姜。黄色いフルーツ。ホットケーキミックス。乾いた焦げ感。白胡椒に桃の皮。ほろ苦い刺激が咥内をさっぱりとさせる。

好み:★8 81

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

【香り】バニラ、乾燥茶葉、アプリコット、青林檎、奥から瑞々しい洋ナシ、白桃、時折香る鉛筆の削り屑。

【味わい】口に含むと、熟したバナナ、アップルティー、フルーツキャンディー、桃の皮、オークのスパイス、バタークッキー、ややオイリー。徐々に柑橘フルーツを感じる。

【フィニッシュ】フィニッシュはクリーミーで優しく長く続き、白檀、ジンジャーのスパイスが現われる。

【コメント】 44,3%のカスクストレングスはまさに熟成のピークを感じさせる味わい。落ち着きのある味わいは、飲み手にウェアハウスの静寂の時を感じさせてくれる1本。

 

 

 

NOSE Vanilla aromas combine with green apple, tangerine and charred oak aromas. A beeswax polish edge is present.

(香り:バニラのアロマに、青リンゴ、タンジェリン、焦がしたオークのアロマが混ざり合っています。蜜蝋ポリッシュワックスのエッジも)

 PALATE Peppery initially with toffee, banana and charred oak flavours, complemented by an orange citrus edge.

(味わい:胡椒のような風味にトフィー、バナナ、焦がしたオークのフレーバーが加わり、オレンジの柑橘系のエッジで補完されます)

FINISH Long, smooth and cream.

(フィニッシュ:長い、スムースでクリーミー

 

※裏ラベルより

 

反芻:“桃の皮” が一致していて驚きました。そう、桃 というよりも 桃の皮 なんですよね。そんな細かい箇所が重なっていると嬉しくなりますね。

“乾燥茶葉” は上手い表現だなぁ と。甘みを内包した渋みを表現しているのでしょうか。また、“ややオイリー” も間違いなく感じます。自分が シロップ と感じたものに近いと思うのですが。

裏ラベルのコメントは、樽香が前面に出ているのが印象的です。そして、自分もそう感じました。樽由来のフレーバーが豊か。

 

雑感:40%代に度数落ちのカスクストレングス。

20年超。

ホグスヘッド熟成。

 

読むだけで涎が垂れるような魅力的なスペックです。

 

 

中身も期待に応えてくれる逸品。

蠱惑的なジューシーさやフレッシュなフルーティさとはまた違う、

オーク由来を感じさせるフルーティさがそこにありました。

 

また、フィニッシュにかけて感じる渋みが良い働きをしてくれています。

 

 

自分の好みにジャストフィットする構成のモルトでした。