ラベル情報:
ARRAN
BATCH 4
52%
THAT BOUTIQUE-Y WHISKY COMPANY
香り:明るいフルーツ感。パッションフルーツ、ライチ、パパイヤ。砂糖。高い位置に枯草。仄かにバナナやバニラの余韻、短くドライ。
味わい:低い音のフルーティさと高いアルコール感。ライチ、ドライバナナ。じっくりしたモルトの甘み、カステラ。青魚、金属感。潮気、シナモン。ハイプール由来の甘さと刺激が最後に。
好み:★7 75
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香り:バターとサルタナレーズン、スパイシーなライ麦と僅かな海岸線潮風。僅かに加水すると、向こう側にクリーミーなバニラが現れます。
味わい:白ブドウ、シトラス、パイナップルから始まり、モルトとシナモンの力強さと見事に調和します。
フィニッシュ:刈りたての芝生とハーブが強く現れ、最後にオレンジの花が現れます。
※通販サイトより
反芻:合っていないかな…? 香りのファーストインプレッションがトロピカルだったので、そこに引っ張られすぎたのかもしれません。(いやでも改めて嗅いでもトロピカルと感じるので、自分はこう感じた!でも良いのかも…)
“白ブドウ” や “刈りたての芝生” は連想しやすかったです。青い・若いイメージというのかな。かといって、全体的に若いわけではないです。NAなのが信じられないくらい。
そんな中で全く載っていないもの、青魚や金属を感じたのも本音です。
表に出てくるのではなく、味を探しているうちにそこにいたイメージ。尾を引くものではなく、感じたのは一瞬。ただ、確実に感じました。
それを含めても美味しいボトルです。
雑感:時間が経って南国が開いた1本。
開けたての直後は、正直ハズレだと感じた記憶があります。アルコールが立っていて、苦味が前に出ていたような。
時間が経つと変わるものですね。トラピカルフルーツとこんなにトロピカルに感じるのは、開いてきたからでしょうか。
前回の旧10年と飲み比べてみると、やはり向こうはクリームの印象が強いです。
が、前回拾えなかったフルーツのニュアンスを奥に感じられました。
このフルーツ感がアランモルトの酒質で可能性なのでしょうか。
そこを突き詰めた、そんな1本にいつか出逢いたいです。