ラベル情報:
John Walker's
Oldest
A BLEND OF OUR OLDEST WHISKIES
AGED 15 TO 60 YEARS
43%
香り:カラメル、焦げ草。蜜糖の粘度のある甘み。ドライアプリコット、アメリカンチェリーを思わせる甘酸っぱいフルーティがその後から。籾殻、麦芽香。加水のニュアンス。粉っぽさ。白粉と硬い蜂蜜。瓜系の甘み。ハッカ。土っぽい煙を僅かに感じる。
甘酸っぱさが前面に、モルティなふくよかな甘みが厚みを作っているよう。
味わい:麦芽を感じる。苦味と甘み。焦げた草、焦がした砂糖。そこに甘酸っぱさのアクセント、焼き林檎。加水のニュアンス。白粉、花を思わせる香り。シナモンやクローブのようなスパイスの刺激。ローストしたピーナッツクリーム。ハッカ。気が付くと柔らかいスモーキーさが咥内に膨らんでいる。
しっかりとした甘酸っぱさが印象的。その周りに、麦芽や仄かな花の香り、クリームが座っている。
好み:★7 78
雑感:とても飲みやすく
甘酸っぱさが印象的なのですが、同時に主張をしないスモーキーさが良い働きをしているようにも感じました。
また、味わいに強く感じる麦芽の印象は、麦芽を噛みしめた際のそれのよう。
時間をかけると、クリーミーさがまったりと重く感じてきたり。
1点1点に集中すると、とても多層的で厚みのあるウイスキーだと気付かされます。
やはり良いボトルですね。
空気とかき混ぜると
甘酸っぱさはそのままに、モルティな甘みがふくふくと膨らむ感じもして
この先も楽しみです。
蛇足ですが。
自分の感じた 花 や クリーム のテクスチャーは、ともすればシェービングクリームに転びそうな儚さがありました。
ボトルの保管状況によって当たり外れが激しそうにも思います。