ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

アードベッグ 20年 2000 ザ・ニンフ カジュアルドレス T&T Toyama

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ラベル情報:

Ardbeg

Aged 20 years

2000

Bourbon Barrel

Cask No. 954

56.4%

The Nymph Casual Dress

 

香り:青い果実感、ヨード香、煤。シンナー。

味わい:海水と海藻、スパイス、濡れた焚火。枯草、ドライトマト、イチジク。機械油。ドライな印象。

好み:★7 78

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:灰と伴うふくよかなスモーキーさ、海水で洗ったカンロ飴、焼けた砂浜、木の燃えさし、バニラ、仄かなミネラル、奥に熟した甘いリンゴとパイナップル、少しの腐葉土のような土っぽさを伴うピート、微かにギヤオイル。
味わい:力強さと丸みのある味わいで、灰、非常にスモーキー、海水であらったカンロ飴、少しの腐葉土のような土っぽさを伴うピート、シロップ、微かにギヤオイル。後口に甘いリンゴとパイナップルを思わせるフルーティな甘さが出て、灰を伴うスモークが長く続く。
総評:灰を伴うふくよかなスモーキーを持つ1本。奇をてらったり、シェリー樽に頼ったりすることなく、ただ王道のど真ん中を歩む秀逸な2000年代アードベッグ

 

 

 

反芻:“海水で洗ったカンロ飴” って面白い表現ですね。読みながら飲み直したいなぁ

“王道のど真ん中を歩む秀逸な2000年代アードベッグ” とありますが、その通りと感じました。長熟なのにアードベッグらしい荒さが失われていない、アードベッグファンに響く1本と思います。

 

 

雑感:富山で味わった響くアードベッグ

ザ・ニンフは、三郎丸蒸留所の稲垣貴彦氏とモルトヤマの下野孔明氏による共同プロジェクト T&T Toyama のプライベートボトルになります。

 

 

T&T Toyama というと、ジャパニーズウイスキーボトラーズ事業の詳細を発表&クラウドファンディングの募集を開始されたばかり。

詳しいところは クラウドファンディングのページや YouTube で確認頂くとして、

(開始30分で目標達成! おめでとうございます:世界初!ジャパニーズウイスキーボトラーズ設立プロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

日本各地のクラフト蒸留所からニューポットを買い取り、自社の樽で育てボトリングして販売するとか。

本当にボトラーズの会社ですね。

 

 

ボトラーズの存在は、まだ小さな蒸留所にとって貴重な販売経路や知名度の拡大が期待できると思います。

飲み手としても楽しみです。

良いものが埋もれずに栄えてくれるなら、それに勝る恩恵はありませんから。

 

 

ウイスキーを広く根付かせようと開拓する関係者。

それに応えるように あっという間に目標を達成させたウイスキーラバー。

その熱量。

わくわくします。

 

 

 

 

 

 

モルトヤマさんといえば 、もうひとつ。

三郎丸蒸留所に行った後でのオススメのお寿司屋さんをブログで紹介されていまして。

自分も行ってみました。

 

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綺麗ですよね。

あまり見ないようなネタも多くて。

そして美味しい。

やはり地元で活躍されている方の情報は確かですね。

 

魚が美味しくなる冬の時期にまた行きたいと感じました。

ご馳走様でした。

 

 

こちらです。