ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

リンクウッド 33年? 1969 蒸留所ラベル GM

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(画像参照:Linkwood 1969 GM - Ratings and reviews - Whiskybase

ラベル情報:

Linkwood

DISTILLED 1969

BOTTLED 2003

40%

蒸留所ラベル

Gordon & MacPhail

京都洋酒研究所

 

香り:オールドモルトの芳香。バタークッキー、ナッツ。上品な樽香。レーズン、マスカット、ユーカリ

味わい:滑らかに伸びる。フルーツチョコレート、ベリー系の甘酸っぱさ。ハニーティー、バニラ。洋梨やマスカット。穀物の甘み、クリーム、粉っぽさも僅かに。余韻には仄かな渋みと乾いた樽香。

好み:★8 89

 

 

雑感:ハイランドモルト表記のリンクウッド。

現在のリンクウッドはスペイサイドと表記されています。

00年代のボトリングもハイランド表記だったんですね。もっと大昔に切り替わったのかと思っていました。

 

ちなみに、マッカランやファークラスは20年代となった現在でもハイランド表記です。

 

 

 

(ラベルの話は置いておいて中身の話を)

美味しいです。とても好き。

ですが、苦手なニュアンスを含んでいる気配のするボトルです。

 

上手く伝えられるか分からないのですが、

これと同じ構成が現行品にあったとしたら、自分は好みではないと判断していたと思います。

シェリー樽の苦手なニュアンスやケミカルにべたつくような甘みで硬く感じられる気がするのです。

 

 

ですが、これは美味しい。好き。

それら苦手なニュアンスの一歩手前で留まっているような、もしくはそこを通り過ぎた後のような。

材料の違いの必然なのか、瓶熟も含む熟成期間の長さの魔法なのか。

分からないのですが。。。

 

 

 

これまで苦手と感じていたニュアンスも、自分の好みと紙一重なのかもしれない。

好きになれるかも知れない。

 

改めてそこにも向き合ってみたい と感じさせてくれたボトルでした。