ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレントファース 10年 2009 ウサギの一生 2nd ウイスキーファインド

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ラベル情報:

GLENTAUCHERS

DISTILLED IN 2009

BOTTLED IN 2020

MATURED IN SHERRY BUT

CASK NO. 900329

65.7%

50CL

THE WHISKYFIND

 

香り:近年シャリー樽の硬い香り。ベリー系の果実、ファイバーパイナップル、木の枝。クリーミー。机の香り。

味わい:しっかりとしたシェリー樽香。プラム、ドライプルーン。上品な家具。ピリピリとしたアルコール感。レーズンクリーム。植物の苦み、生木のニュアンスが顔を覗かせる。終始濃厚なウッディさが存在している。

好み:★6 67

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:ドライフルーツ、マーマレード、パイナップル、梨、ハチミツ、タンジェリンの皮、スモーキー、タバコ。

味わい:フルーティー、ウッディ、バニラ、ホワイトチョコレート、オイリー、非常に厚みのあるボディ。

フィニッシュ:グレープ、ドライフルーツ、スモーキー、ウッディ。

 

※通販サイトより

 

反芻:“スモーキー” を拾えませんでした。これは凹むなぁ

言われると香りの最後、余韻の最後 に紫煙の苦みを感じ取れるような。。

でも自分にはもっと生っぽくて感じられて、植物の苦み と挙げたそれが同じものを指していると思うのですが。。。

反省としては、樽香・ウッディさに感覚を支配されていたところがあったと思います。

所謂圧殺系シェリー樽熟成モルトです。

 

 

雑感:ラ・ヴィ・デュ・ラパン

ウサギの一生シリーズ 第二弾。

 

可哀そうなウサギは、一生懸命働いています。

ジムで体を鍛える時間はなく、毎日オフィスのデスクに座っています。

レストランで良い料理を楽しむ時間はなく、毎日ラーメンと揚げ物を食べています。

真夜中ウィスキーを飲んで少し酔っぱらった彼は鏡の前に立ちました。

どれだけ願っても、鏡の反射に期待をしても、事実、彼は太っているのです。

 

 

このウサギの人生描写が心に響きました。

これは自分だ!

これは手元に置かねば! と。

 

ラベルに惚れたというのでしょうか。

アクアヴィーテ 立夏 とは違う方向ですが汗

 

 

 

 

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エッグシェルに氷をひとかけら

 

 

予想に違わず、ロックや加水で滑らかに伸びます。

ケミカルに甘く、パイナップルや蜂蜜。機械油、樽の渋み。

おそらくこちらが本領。

 

…煙草のニュアンスも確かに感じました。