ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

フロム・ザ・バレル

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ラベル情報:

NIKKA WHISKY FROM THE BARREL

alc 51.4°

原材料 モルト、グレーン

 

香り:蜜、飴のよう。バニラ、蝋、ミント、埃っぽさ。

味わい:リッチ。グレーン由来の甘くなめらかな印象。バニラ、蜜蝋、スパイシー、オレンジ。ミント、乳酸菌、オーキー。

好み:★5 54

 

 

雑感:可愛らしいボトルデザインが印象的なフロム・ザ・バレル。

良いですよね、空けた後も一輪挿しに使いたくなるような。

 

味わいも流石の完成度のブレンデッドです。

所謂ジャパニーズよりアメリカンに近いと感じました。

ハイプルーフですがアルコールは感じさせず、飲み口の甘さと余韻の木香。ゆっくり楽しめる1本と思います。

 

ロックにすると古い家具のような木香が漂ってきて、より美味しくなります。

オフィシャルホームページにもあるようにロックを意識して作られているのでしょうか。

ボトルデザインもロックグラスと共にあると映えますよね。

 

 

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樽出し51度 宮城峡蒸留所のお土産品。

中身はおそらく同じもの

 

 

 

 

追記(23/04/07):

ふと。改めて向き合ってみました。

 

香り:シロップや水飴、ケミカルな甘み。ミントの爽やかさ。穀物の甘み、籾殻。少しだけのアルコール感。

甘やかな香り。硬い水飴のよう、シンプルながら厚みを感じる香り。

味わい:焦がした砂糖、穀物。水飴。バニラクリーム。クローブ、スパイスのヒント。薬草やミント、ハーブのニュアンス。ひりひりとした渋み、焦げ感。硬い厚みを感じる。

好み:★6 66

 

 

雑感:好みの★が上がったのは、許容範囲が増えたから。

私はアメリカンなテクスチャーが苦手です。苦手でした。

 

というのも今回味わってみて、

これはこれでアリだな と感じられたのです。

 

上の記事とは違うボトルですから、元々の様子から変わっていたのかも知れません。

また、開けてからずいぶん時間が経っているボトルです。だいぶなめらかになっていると思われます。

 

ただそれでも、これも個性のひとつと思えた。

今なら、ワールドブレンデッド(例えば Ao)もいけるかも知れない。

 

そんなことを思わされました。

 

 

自覚しないうちに変わっているものですね。

ありがとうございました。

 

 

 

やはりこのボトルの形状好きです。

並べたくなりませんか? もっとシリーズで出してくれたら良いのに