ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

マクダフ 12年 2008 T&T TOYAMA ワンダーオブスピリッツ

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ラベル情報:

MACDUFF

AGED 12 YEARS

DISTILLED IN 2008

BOTTLED IN 2021

MATURED IN A SHERRY BUTT #900380

60.5%

WONDER of SPIRITS

T&T TOYAMA

 

香り:チョコレートでコーキングされた杏、乾いた白木。薬草香。ハッカ、水飴。爽やかな甘み。

味わい:まろやかな甘み、コーキング調。フルーツチョコレート、若いシェリー樽の香り。軽やかな渋み、杏、林檎の芯。シナモン。くしゅっとした食感が舌に残る。

好み:★7 71

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:味醂、ミルクキャラメル、みかんの缶詰、シナモン、ミルクチョコレート、ピーチパイ。

味わい:ミディアムボディ、ミルクキャラメル、みかんの缶詰、ピーチパイ、モルティ、シナモン、ミルクチョコレート。後口もミルクキャラメルの甘さとピーチパイの余韻。

総評:ピーチパイのような洋菓子を思わせる香りと甘さを持つユニークな1本

 

 

反芻:全体的にズレている気がします。香りも爽やかとは違う方向ですし、後口もそう。

“ピーチパイ” いるかな? そこまでとろっとした印象はなかったのですが。

 

 

雑感:シェリー樽熟成らしいモルトと感じました。

好きなモルトの傾向のバイオリズムと合ったらもっと響いたのかも。

 

 

直接比べられたわけではないですが、

手元の 3R の ブレイクダンス と似ている印象を受けました。

硬い林檎やスパイシーなところ、爽やかな甘み等。

 

ただそれは酒質ではなく、シェリー樽熟成のモルトの特徴とも言える気がして。。

 

 

樽の影響の少ないマクダフも経験したいですね。

 

 

 

 

追記(23/04/02):

また飲める機会がありましたので

 

 

香り:チョコレートがコーキングされた杏。種っぽさも感じる。モルトの白色の部分、糊。薬草香、水飴。生姜湯。

硬めだが上等なシェリー樽の香り。

味わい:イカカオチョコレートとジンジャービスケット。全粒粉。杏や生姜シロップ、クローブ、木の香り。渋み、籾殻、その後からケミカルな甘みがふわりと。

生姜が印象的。水に落とした絵具のように辛味、渋み、甘さが混ざり合う。

好み:★7 75

 

 

雑感:オフィシャルのコメントとは違うけど、もういいや

あくまで自分にはですが、やっぱり “ピーチ” は感じられませんでした。

 

仕方ないや などと言いながらも、少し悔しいですね。

 

 

ですがそれはそれとして、美味しいモルトだと感じました。

表情がゆっくりと変わる、様々なテクスチャーがゆらゆら混ざり合っているような。

 

独りで時間をかけて味わいたいものです。