ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ベンネヴィス 38年 1975 ドイツ向け(キッシュ・インポート)

ラベル情報:

BEN NEVIS

38 YEARS OLD

DISTILLED ON 22nd DECEMBER 1975

BOTTTLED AT CASK STRENGTH IN MARCH 2014

MATURED IN A EX-BOURBON HOGSHEAD No.914

51.0%

Exclusively bottled for Kirsch Import

 

香り:優しいトロピカルフルーツ、パッションフルーツ。モルティに優しく甘い。スモーキー。柔らかくメンソール、デーツも確かに。

味わい:コクのあるモルトの甘み。モルト由来のフルーツ香。蜜飴。ジンジャーシロップ。口の中をくすぐられる。スモーキー、ほろ苦い。

好み:★9 94

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

Aroma of dried exotic Fruits like mango and apricot together with orange marmalade, white chocolate and peanut brittle.

(マンゴーやアプリコットなどのエキゾチックなドライフルーツのアロマ。オレンジマーマレードホワイトチョコレート、ピーナッツブリトルも)

On the palate with toffee cinnamon, raisins, orange peel, white pepper and some wood spice.

(口に含むとトフィー、シナモン、レーズン、オレンジピール、白胡椒、ウッドスパイス)

Finish with toffee, some citrus and hints of oak.

(フィニッシュはトフィー、シナモン、オークのニュアンス)

 

※ラベルより

 

反芻:今更ですが、欧州の感覚では トロピカルフルーツ を “エキゾチックフルーツ” と表現するのだと気付かされました。“エキゾチック” という言葉に対して、日本人(もしくは私個人)がイメージするものと向こうの人がイメージするものは違って当然ですよね。

他に気になったのは、今回も スモーキー に類するものは挙げられていないこと。“オークのニュアンス” がそれを指している可能性はありますが。。自分の感覚はおかしいのかな…

 

 

雑感:70年代もとんでもなかった。

優しいのにコクがあり、どっしりとしているのに優しい。

とても素晴らしいモルトでした。

 

前回と同じく、オフィシャルのドイツ向けボトリング。(こちらのボトラーズはキッシュ・インポート)

 

 

オフィシャルボトル・ドイツ向けまでは同じ両ボトルですが、その味わいの印象は大きく異なりました。

あちらは自分の知っているベンネヴィスの延長線上で高い品質のモルトという印象でしたが、

こちらは自分の知らないもの、魅力的な口当たり。

 

優しくてコクがあるとしか表現できない自分の語彙がもどかしいです。

 

 

 

…ちなみに、信濃屋のオンラインショップにまだ残っています。