ラベル情報:
Ichiro's Malt & Grain
World Blended Mlt
原材料名:モルト、グレーン
原材料産地名:英国製造、カナダ製造、その他(グレーンウイスキー)
ロット番号:1024
46%
香り:軽やかに甘い香り、砂糖やミントシロップ。香ばしさ。加水のニュアンス。若さを感じる。
味わい:香ばしいモルトのフレーバーが咥内に膨らむ。その後ろからグレーン由来のなだらかな甘さ、シロップ、ミント、若葉や芝生の香り。餅っぽい甘み。ホットケーキミックス、バナナ。キリッと甘いスパイス、クローブや砂糖。フィニッシュにかけては軽やかにオーキー、甘く魅力的な樽香。
好み:♡7 70
雑感:こんなに美味しかったですっけ?!
自分が変わった可能性も大ですが、記憶にあるものよりコクがあるように感じられました。
このブログで記録に残している前のボトルのロットが 154にたいして、今回のボトルは 1024。
この間には、 777とかもあったのですよね。誰かしらの誕生日のロットも。
誕生日の並びのボトルが欲しかったなぁ等と取り留めもなく考えてしまいました。
また蛇足ですが、キャップカバー?も変わっていました。
ペリペリ部分が太くなり、カバー自体の接着も剝がれやすくなっているようです。
上の写真を撮った後に何気なく持ち上げたら、残っていた黒い部分が取れてしまいました。初めての経験です。
さて本題。
前回の記事で上げました20周年記念ホワイトラベルとの飲み比べをしてみました。
どちらがどちらか分かりますか?
色合いは結構違いますね。
左がスタンダード、右が20周年記念のものになります。
香りもハッキリと異なります。
スタンダードボトルは、スムース。ミントや若葉の印象。その後ろに香ばしさ。
20周年記念のボトルは、比べて厚みがあります。ローストしたナッツ、ピートモルトの雰囲気。
共通しているのは、離れ際の香り。オリエンタルなテクスチャー。これはミズナラ発酵槽に依るものなのでしょうか。
口に含むと、色合いの通り樽の存在感が大きく異なります。
20周年ボトルの甘い渋みは心地よいです。
比べるとスタンダードは淡麗な印象。
共通しているのは、バナナやどこか植物ちっくなテクスチャー。
トータルの感想、同じ蒸留所のボトルだとは気付ける(気付きたい)と感じました。
個性に共通しているものが確かにあります。
20周年記念の方が厚みも旨みもありますけれど。
そう。元も子もない話ですが、この飲み比べはしない方が良いように思いました。
スタンダードボトルの良さを見失ってしまいます。しまいました。
逆に20周年記念ボトルの方は、ガツンと感じられた樽感に対して、これがあるから美味いのだとすら感じられたのですが…
この先長く付き合っていけるのは、当然スタンダードボトルです。
その良さを見失ってはいけませんよね。せっかく今回それに気付けたのですから
(よろしければ)