ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

クーリー 20年 2011 ウィスク・イー:ウイスキーギャラリー

ラベル情報:

COOLEY

SINGLE MALT IRISH WHISKEY

AGED 20 YEARS

2001

Bottled in 2022

Barrel  Cask No.3068

53.6%

Whisky Gallery

Bottled exclusively for Japan, selected by Whisk-e Limited

 

香り:クリーミー、砂糖。ケミカルなフルーティ、パイナップルや青林檎、洋梨、それらが漬けられたシロップ。クローブ、少しだけのジンジャー。ほんのりと籾殻の香りも。

味わい:殻っぽい、同時にクリーミー。酸味、クエン酸。ケミカルなフルーティ、パイナップルや林檎。クローブ、ジンジャー、オークスパイスの甘い苦み。オーキー、しっかりとした樽感。蜂蜜。余韻は長い。モルトのクリームとフルーツ香が混ざり合う。吐く息に全粒粉ビスケットを感じた。

好み:♡7 72

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りはパイナップル、熟したメロン、ピンクグレープフルーツと共に甘い蜜を湛えた白い花やビスケットが広がり、微かにスモーキーさを感じます。

味わいはパイナップル、バーボン樽熟成由来のバニラ、ハチミツブレッド、オーク、ナツメグが混ざり合い、フィニッシュに軽やかなピートスモークが加わります。

明るくエレガントな印象を受けるフルーティな味わいのシングルカスクです。 

 

※通販サイトより

 

反芻:あまり合っていませんね。ピートスモークが捉えられていないのが大きいです。

ただその中で “バーボン樽熟成由来のバニラ、ハチミツブレッド、オーク、ナツメグが混ざり合い” には頷きました。ガツンと樽の顔が見えます。

 

 

雑感:余韻は#3068、味わいは#3144

前回のクーリーとは樽が違うだけの同蒸留年・同瓶詰年のボトルになります。シスターカスクといって良いのかな?

 

当然ですが同じ特徴を持っていて、思いの外異なる個性を持っています。

 

比べてみると

#3144はボディがしっかりとしている印象。度数は低いのに。(数%ですが)

フルーツのテクスチャーも、明るいイメージ。

#3068はややクリーミー寄り。フルーツのテクスチャーもゆっくりとしているよう。ただ、飲み込んだ後の余韻の段階になると、クリーミーさとフルーティさがバランス良く混ざり合い、心地よいです。

 

どちらを好むのかは、その人それぞれだと思います。

ただ、ウイスキー深く飲んできている人は #3068の余韻を好みそうとも想像します。

誰かの意見を聴いてみたいです。

 

 

共通しているのは、クリーミーな口当たり。そしてケミカルなフルーティさ。苦味も。

もちろん情報ありきでの感想なのですが、このクリーミーさがクーリー蒸留所の特徴ではないかと感じました。

 

他のボトルも飲んでみたくなりました。

 

 

 

 

(よろしければ)