ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ボウモア 18年 SMWS アイラフェス2023 “精緻な香炉 ”

ラベル情報:

DISTILLERY 3 RARE RELEASE

THE FINESSE OF A FRAGRANT FURNACE

18 YEARS AGED

56.9%

MAVERICKS 49 YEARS

In celebration of the Iskay Whisky Festival 2023

THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY

 

香り:メンソール、メレンゲ。ジューシー。青パパイヤやマンゴー、グアバも。潮気、煙。薬品香。麦芽感。白木。メロウな甘み。

味わい:ジューシーでスパイシー、甘みと渋み。海藻。黒胡椒。黄色いフルーツ。青いメロン。再びのスパイス、煙草の辛味。余韻はドライ。

好み:♡8 86

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

よい香りの花束と焦げたスイカが溶けた蝋と混ざり合い、タール状のロープに滴り落ちる。貝の盛り合わせに散らばった海藻のようなヨウ素の要素もある。

焦がしたパイナップルのジューシーさとトーストしたココナッツの上に溶けたバター、ユーカリのニュアンスとコールタールの粉っぽさが融合した悪魔的なおいしさ。

水1滴でどうにかなるものだろうか。海辺を散歩していると、海辺の親しみを感じることができるが、このスモークはとてもきれいだ。花は砂丘に点在し、ハーブの香りは甘いフェノールと桃肌の防腐クリームに変化する。

A fine bouquet of fragrant flowers and scorched watermelon mingled with molten wax before it dripped onto tarry ropes. There were also iodine elements of seaweed scattered on a shellfish platter.

The palate had fine finesse - juicy with charred pineapple, but devilishly moreish as butter melted over toasted coconut and just a nuance of eucalyptus converged with powdery coal tar.

What could a dash of water do? Now wonderfully clean smoke engulfed the maritime familiarity of walks along the beach. Flowers were dotted about the sand dunes and herbal notes morphed into sweet phenols and antiseptic cream on peach skin.

 

 

反芻:“よい香りの花束” とは自分の感じた メレンゲ とイコールだと想像します。表現の違いの由来は、文化の違いか育ちの違いかは分かりませんが。

また、“ユーカリ” は、個人的言われて納得するもの1位です。自分からは出て来にくい表現ともいえます。でも納得できるので、表現のひとつとして身に着けたいですね。

 

 

雑感:空いたグラスからは黄色いフルーツ。それがとても魅力的でした。

ソサエティのホームページによると、樽の構成は “2nd Fill Hogsheads / Bourbon & Spanish Oak Oloroso” とのこと。

バーボンホグスヘッドに依るものなのかな? そう単純でもないとは理解しているのですが

 

 

それにしても、やはりフェスボトルは美味しいです。

お祭りにプライドをかけてくれているのが感じられるよう。

 

日本だとどのイベントがそれにあたるのでしょうか?

秩父ウイスキー祭ですかね。