(画像引用:嘉之助蒸溜所 シングルモルト嘉之助 アーティストエディション#003 | Spirits Shop fishborn)
ラベル情報:
KANOSUKE
ARTIST EDITION #003
Distilled: 2018 -2020
Bottled: June, 2024
Cask Type: "Kokuto Shochu" cask finished vatted with peated malt whisky
ポットスティル(銅製蒸留器)・・・三宅製作所製 初留釜 6,000L、再留釜 3,000L、1,600L ※資料より
貯蔵樽・・・焼酎リチャー樽熟成の後、黒糖焼酎貯蔵樽にて後熟 ※資料より
50%
香り:暖かい。乾いたピート香、枯草、オレンジ、洋梨、ピーティにフルーティ。麦芽の甘み。オーキー。仄かにミーティ。ほんの僅かにニューポットらしさも(おそらく焼酎カスクの影響)。
味わい:香りと同様に口当たりも暖かい。ピーティ、殻っぽい苦み。燻したオレンジ。ケミカルな甘み。白木の印象、オークスパイス。余韻には若い原酒を感じる。鼻に抜ける息が熱い。
好み:♡6 65
【オフィシャルのテイスティングノート】
Nose: パッションフルーツ・バナナ・カラメル・紅茶
Taste: 黒糖・ハチミツ・ニッキ・甘夏・ジンジャー
Finish: よくよかな黒糖の甘みとほのかなスモークが心地よく続く
※通販サイトより
反芻:なんだか全然違いますね(大汗。 Nose にピートの要素が挙げられていないのが不思議です。
雑感:最初、ニューポットも含まれているのかと考えてしまいました。
香りにも味わいにも未熟成の原酒の印象を捉えましたので。
おそらくこれば、フィニッシュに使用された黒糖焼酎カスクの影響なのでしょう。
その影響は、自分としては、ウイスキーに含まれると好ましいものではなくなっているように感じられました。焼酎の中にあると美味しい要素なのに…。
あちらも、ウイスキーにあると美味しいと感じられる要素が、泡盛の中では整っていないものに感じられました。
以前にIPAカスクものを飲んだ際に、美味しいけれど冷えたIPAを飲みたくなるという感想を持ったこともありますし。
樽の影響は本当に興味深いです。
だからこそ、皆一度は手を伸ばすのでしょうね。