ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

安積 山桜 5年 2018 RUDDER:百世不磨VOL.6

(画像引用:安積蒸溜所 百世不磨 安積シングルモルト2018ー2024 5年 ジャパニーズアマーロカスク&ピーテッド | Spirits Shop fishborn

ラベル情報:

安積

山桜

DISTILLED 2018

BOTTLED 2024

58%

百世不磨 vol.6

RUDDER

 

香り:ハーブ酒の香り、リコリス、シナモンシュガー。フラワリー。ミントキャンディ、蜂蜜キャンディ。微かに赤い果実、杏。仄かにソーセージ。

味わい:ハーブ酒のテクスチャー、柑橘系、リコリス、シナモンシュガー。べたりと甘い。オーキーなアタック。ミントキャンディ、ニガヨモギ。杏、赤い果実感。冷たくスパイシー。飲み込むと煙が浮かぶ。咥内に残るのはポタニカルな苦味。

アロマ、フレーバー、フィニッシュ、全てがハーブ酒の印象。

好み:♡6 64

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:シナモン、リコリス、柏や食用鬼灯の葉、フラワーショップ、後からフルーツミントキャンディ、アセロラ、柑橘の皮。時間と共にスモークが沸き上がる。

味わい:ブラッドオレンジ、ピンクグレープフルーツ、レッドカラント、クランベリー、苺ジャム、熟したリンゴ、ジンジャーシロップ、ヘザーの花、実山椒、甘苦く、徐々にスパイシーに変化する。

フィニッシュ:パッションフルーツの種、クロスグリの葉、アップルミント。山椒、新生姜、ホワイトペッパーのスパイスが長く続く。

コメント:安積ならではの酸味を帯びた果実感をベースに、オークのスパイスとアマーロ樽由来のスパイスが調和。ピーテッド原酒がそれらのフレイバーをより多層的に感じさせてくれる、驚くべき香味と展開を感じさせてくれる1本。

 

 

反芻:フィニッシュの項の “山椒” “新生姜” には膝を打ちました。その通り!という感じ。また、香りの項は一致しているものが多くて嬉しいです。

自分にはハーブの恵みが浮かんだのですが、スカーレットの樽で追熟したものとのこと。これこそ経験から来る表現の違い(間違い)ですね。

 

 

雑感:リフィルしたらどうなるのだろう

正直な感想、これはハーブ酒です。

あまりに樽の影響が強すぎますね。

 

このボトルを飲んで満足するのはハーブ酒を飲みたくなったタイミングだと思います。

ウイスキーの変わり種ではなく、ハーブ酒の変わり種として紹介された方がまだ納得できるという感じ。

 

 

お酒としては美味しいし、良いのですけれど…