ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ベンロマック 11年 2011 武川蒸留酒販売

ラベル情報:

BENROMACH

DISTILLED: 04/07/2011

BOTTLED: 31/08/2022

CASK TYPE: First Fill Sherry Hogshead

CASK No: 397

58.9%

EXCLUSIVE FOR MUKAWA SPIRITS SALES

 

香り:新品の家具の香り。枝付きのベリー、ライム、メンソール。葡萄の皮、砂糖。クレヨンのアクセント。微かにスモーキー。

落ち着いている木材香がメイン。針葉樹のような爽やかさを秘める。ほんのりとした甘みと酸味。

味わい:樽由来の甘み、葡萄の葉、木苺、ライム。トースト。砂糖、ココア、フルーツチョコレート。オーキーなスパイス。モルトの甘み、蜜っぽさ、酸味。渋み、どこかスモーキーなフィニッシュ。

こってりと甘い。酸味や木材の爽やかさもしっかりと。

好み:★7 70

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

煮たフルーツの甘い香りに、オレンジピールとフェスティブスパイスの風味。あとからわずかなスモークが現れる。

 

 

反芻:これは スモーキー でいいの?と少し勇気が要ったので “スモーキー” があって嬉しいです。

“フェスティブスパイス” とは大意で甘いスパイスでしょうか。

 

 

雑感:武川蒸留酒販売PB 第5弾。※自分が把握している範囲で

ひとつ前はラム酒でしたね。クライヌリッシュカスク

 

あちらもなかなかに美味しくて良かったです。

なんだかむちむちしてて。

 

ロックにするとレーズンバターの香りが強く浮かんできますし。

キンキンに冷やして涼しい夏の夜に飲みたい感じ。

 

いくつか飲んだお高めダークラムよりも、自分は好きです。

 

 

冷やしても割っても負けない。

 

 

写真左、重宝している やま平窯 エッグシェル Kaori Mサイズに惚れ過ぎまして

写真中、水割り&ハイボール用のグラスも購入してしましました。

 

薄さから透けるのは同じく。

 

Kaori Lサイズも購入したのですが、自分には大きかったです。

(所謂ロックグラスのサイズなので、用途に適応した大きさだと思うのですが、自分はロックでは少量しか飲まないので)

 

 

この2つを重宝してこの夏を楽しみますw

 

 

 

 

話をベンロマックに戻します。

このボトルは、開けてから日にちを置いてからが本領です。

 

開封直後は、木材の香りばかりで不安に思ったくらいでして。

 

現在は開封1週間。

口に含むと葡萄やフルーツチョコレート、モルトらしさを感じられるようになりました。

香りは相変わらず木材香がメインですが…

 

この先、1ヶ月先、1年先が楽しみです。

 

 

 

 

ベンロマックのPBといわれて、自分が浮かべるのは麻屋商店のそれ。

 

あちらも11年ボトル。2009~2021で、59.6%。

結構近いスペックですね。

大きく異なるのは、こちらはシェリーホグスヘッド、あちらはバーボンバレル。

 

 

せっかくですので飲み比べてみましたが、自分に言えるのは

今現在の自分は、バーボン樽熟成のモルトが好き。それくらい

 

この場合は共通項を挙げるべきと思うのですが、特徴らしい特徴を捉えることができなくて。

感じないのではなくて、言葉にできない、どの蒸留所にも共通するありきたりな言葉にしかならない、そんな印象。

 

むずかしいです。

 

 

そんな中でも思ったのは、

既にウイスキー沼にハマっている人よりも、これからという人に飲んで欲しい2本ということ。

 

それぞれ樽の品の良さと個性を感じられるので、好みの傾向の判断になるのでは と。

 

 

 

纏まりませんが兎にも角。

それぞれ購入していて良かったです。この先も一緒に愉しみます。