ラベル情報:
安積
YAMAZAKURA SINGLE CASK
Cask in : May. 2017
Bottled : Nov. 2022
Barrel : American Bourbon Barrel 1st Fill
Type : Peated
62%
蒸留所探訪記
J's BAR PRIVATE CASK
香り:シロップ、なめらかに甘い。白木の香り。殻っぽい。僅かな黄土の香り。
味わい:塩味。シロップ、洋梨、金属片。白い甘み。ハーブ香。のど飴。軽やかな樽香。スパイシー。
しっかりとした味わいに軽やかな樽香で不思議に惑わされる。
好み:★7 75
雑感:スコッチだと5~7年ものの短熟モルトも好きです。
ジャパニーズではあまり経験がないのですが、やはり美味しいと思いました。
短熟ならではの良さってありますよね。
ですがおそらく、今の短熟と10数年後の短熟とではクオリティが違うのでしょう。
それも含めて、どんどん技術が向上していく過程を愉しむべきなのかな。
過程を愉しめる程に出逢うのは、なかなかに難しいことですが
同じ時代にウイスキーに興味を持っているだけ、機会に恵まれていますよね。このボトルの存在のように
今からひと昔前の新興蒸留所(例えばアランやキルホーマン)の歴史を味わうことはむずかしいですから
安積蒸留所、ニューポットのミニボトルとニューボーンを700mlボトルで販売していました。
ニューポットは熟成なし、ニューボーンは数か月程度の熟成を経た原酒。
ほんの6年程度前ですが、時代は変わったものです。
ニューポットとニューボーンを分けることも、初年度原酒を700mlボトルで樽の種類ごとに販売することも現代では考えられない。(ひとつはミズナラでしたし)
棚を確認したら、まだ全然残っていました。
将来、安積蒸留所のシングルモルトを1本買って飲み比べしたいものです。
追記(24/02/02):
香り:瓜系の甘み、軽やかなピート香、埃っぽさ。若いメロン、ナス。水飴、薄い蜂蜜。砂糖。
甘いピート香がくすぐったい。
味わい:甘くモルティ、蜂蜜、青いメロン、ピーティなスパイス。微かに硫黄。白胡椒、オーキーなテクスチャー。落ち着いた甘みとスパイシーなフィニッシュ。
ライトピートな魅力的なモルト。
好み:★7 75
雑感:うん。美味しいです。
とても好き。
安積蒸留所の他のボトルにも興味を持てる1杯だと思いました。
1本欲しいなぁ
Xで人気があるだけあります。
人気なものには大抵の場合、土台があるものですね。
追記(24/02/03):
J's Bar オーナー 蓮村さんが亡くなられたとの報。
ありがとうございました。