ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンロッシー 44年 1975 ハンターレイン オールド&レア・プラチナム

ラベル情報:

GLENROSSIE

AGED 44 YEARS

1975

2019

43.3%

Old & Rare PLATINUM SELECTION

HUNTER LAING

 

香り:心地よく魅力的にフルーティ。洋梨、焼き林檎やイチジク。こし餡。微かな白粉、白い花。小さな木香。

綺麗なフルーツ香、花の香り。伝統的なスペイサイドモルトを愉しめる。

味わい:薄めたこし餡やデーツ、蜜糖、優しくもまったりとした甘み。オークスパイスが軽やかに。ジンジャーやクローブ。白い花、洋梨。木の皮。ナッツクリーム。仄かな甘みが長く残る余韻。

柔らかくて綺麗な甘み。儚げな美しさと表現したら大げさだろうか。野花のよう。

好み:★8 82

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り: バナナ、ピーチ、オレンジシャーベット、グリーンハーブ

味わい: 力強くスパイシー。熟したフルーツ、ハーブ

フィニッシュ: フルーティで、かすかにナッツを感じる長いフィニッシュ。

 

※通販サイトより

 

反芻:“力強くスパイシー” ですか! スパイスは確かに感じましたが、力強いとは思えないな。フルーツ感も “熟した” という程の厚みは感じられなかったです。その辺りの印象の違いは不思議です。

空いたグラスから “ピーチ” の香りがしました。

 

 

雑感:熟成のピークは今だったのか

とても美味しく他にないモルトなのですが、そんなことを考えてしまいました。

 

カスクストレングスの40%前半度数落ち。

垂涎のスペックですよね。

 

ですが、自分の感覚が幼い故か、

もっと腰が欲しいと感じてしまったのが本当の気持ち。

それこそオフィシャルのコメントのようであってくれたら と。

 

もっと早くにボトリングしていたら、それが得られたのではないかなぁ なんて妄想もしたり。

 

もちろん、そうなるとこの味わいに至っていないだろうことは理解しています。

ないものねだりですね。