ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンバーギ 26年 1995 シグナトリー カスクストレングスコレクション

ラベル情報:

GLENBURGIE

Distilled on: 20/06/1995

Bottled on: 11/04/2022

Matured in Hogsheads

Cask No's 6670+6671

56.0%

CASK STRENGTH COLLECTION

SIGNATORY

 

香り:酸味ある果物の果汁、熟した林檎や洋梨、パイナップル。シナモン、白胡椒。クリーミー、ミント、生木、仄かなシェービングフォーム。麦芽の白い部分。焦げ感も。

最初に迎えてくれる麦芽の果物、続くオークスパイス。優しく派手ではないがほころぶような香り。

味わい:フルーティな麦芽のクリーム。穀物ホットケーキミックスの中に洋梨や焼き林檎。その後からスパイス、胡椒やシナモンがキリリと。フィニッシュにかけて下の方から再びクリームが現れる。ミントや焦げ感、オーキーでフルーティな〆。そのフルーティさはどこまでも残る。

フルーティなクリームとオークスパイスの共演。

好み:★7 79

 

 

雑感:自分にとって グレンバーギ 1995ビンテージは思い出の1本。

思い出というか、強く印象に残るボトルがあります。

 

『フルーツの暴力』と感じられたそれは、

今回と同じく、シグナトリー カスクストレングスコレクション。

その21年もの。

このボトルの原酒より5日前に蒸留され、5年先にボトリングされていました。

 

キャッチーなフルーツ感と強いアタック。

もしかしたら、玄人の方々からはミーハー向けと判断されるかもしれないボトルでした。

 

それでも自分にとっては、強く記憶に残る大切なボトルです。

 

 

そして今回のボトル。

5年長い熟成を経て、魅力的なまま大人になった印象を受けました。

活発で好きだった同級生と同窓会で会ってまた惹かれたような。(そんな経験はありませんが)

 

フルーツ感のキャッチーさもアタックの強さもそこまででなく、

でも探しにいくと出てきてくれるそれらがとても魅力的。

もどかしくもなるのですが

 

 

 

どちらが好みなのか。

 

もう叶わない願いですが、2本を飲み比べてみたい気持ちです。

 

 

 

 

(よろしければ)