ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

イチローズモルト 秩父 ザ・ピーテッド2012

ラベル情報:

Ichiro's Malt 秩父

THE PEATED

Distilled 2009

Bottled 2012

50.5%

 

香り:ピーティ。麦芽を噛んだよう。バナナ、ナッティ。薬草。蜂蜜。ミントを浮かべて。

味わい:緩やかなスモーキー。炒った豆殻、どんぐり。ヨード香。白胡椒。燻した薬草、樽香がねっとりと。

好み:★7 72 

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

スモークベーコンや焚火を思わせるようなスモーキーさに加え、スイートで熟成感がある複雑な味わいでございます。

 

※裏ラベルより

 

反芻:“スイート” は、ピート由来のものより樽由来ものが大きいのでしょうか。そう考えると、“熟成感” の指しているものが理解できると感じました。正直自分は、“熟成感” は感じ取れなかったので。

ちなみに、自分の感じた どんぐり は、原酒のナッティさとピートの土っぽさが合わさったものと推察します。

 

 

雑感:今に続くザ・ピーテッドの初代ボトル。

自分は秩父のザ・ピーテッドに、厚みのあるピートと樽感をイメージします。

その視点からすると、このボトルは拍子抜けした印象。平坦というのか

 

ですがこれは、時代を逆に追ったからだと思います。

自分の頭にあるのは、近年のザ・ピーテッド。

このボトルから10年近くの経験の違いがあるわけで

 

奇しくも、一年一年を積み重ねて来られたのだと感じさせられました。

 

良い経験をありがとうございました。

 

 

 

 

(この10年後、22年度のザ・ピーテッド。よろしければ)