ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

トバモリー 11年 2008 スピリットオブマル カームバー モルトヤマ

ラベル情報:

TOBERMORY

AGED 11 YEARS

2008

ボトリング年:2020 ※モルトヤマHPより

MATURED IN A HOGSHEAD

66.6%

The spirit of mull

Maltyama

CAAMM bar

 

香り:注ぎたてから大きく拡がる梅ジャム梅ジャムの香り。糊っぽさ、小麦粉。白胡椒やクローブのオーキーなスパイス。潮気。まったりとした麦芽の甘み。機械油。オレンジゼスト。バニラ。消毒液のヒント。

味わい:オイリーな舌触り、機械油、その苦み。ケミカルな甘み。金属片。硬い豆殻。スパイシー。そこから梅ジャムがじわりと現れる。グレープフルーツの白皮、桃の皮、木片。弱いフルーティさを伴いながら、金属片が咥内をぴりぴりと刺激する余韻。

好み:★7 73

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

このトバモリーは、テイスティングノートの通り強烈で突き抜けた個性を放つ1本で、メタリックやオイリーといったテイスティングノートで見かける特徴的な要素を存分にお楽しみいただけます。

香り:メタリック、ギヤオイル、昆布のような海藻、カレーパウダー、風邪薬、リンゴ、青いパパイヤ、梅ジャム、ほうじ茶、くぐもったピートのニュアンス、天ぷら油。

味:ミディアムからフルボディ、メタリック、シロップ、オイリー、梅こぶ茶、ほうじ茶。複雑で甘さが強く、強烈な個性をもった1本だがまとまりがある。メタリックさと梅こぶ茶のフィニッシュがじんわりと続く。

 

 

反芻:梅ジャム” あるよね! と嬉しくなりましたw “メタリック” や “ギアオイル” “オイリー” もその通り と。これはラベルの絵柄に引っ張られたものではなく、ブラインドでも挙げられそうな特徴だと思います。

“ほうじ茶” が気になったのですが、今日の自分には拾うことが出来ず。時間をおいてチャレンジします。

 

 

雑感:マツダRX-7(FD3S)のロータリーエンジンがモデルのラベル。

猫の名前はマルくん。

カームバー 田淵オーナーの愛車であり愛猫だそうです。

 

良いですね。PBの良さがあるデザインと思います。

味わいとも合致していますし。

100点満点ではないでしょうか。

 

 

 

中身もとても面白いボトルです。

興味深いとも。

 

どうして飲み物から機械油の味がして、そしてそれを美味しいと思えるのか。

不思議です。

 

好き嫌いは大きく分かれそうですが、このモルトを愉しいと思える自分で良かったと感じます。

もっと開いてきたら、と期待したくなる向きもあり。

 

購入して良かったです。

 

 

 

 

ところで、

機械油と梅ジャム紙一重の場所にあると感じているのは、自分だけでしょうか?

トロピカルフルーツと紙のニュアンスがそうであるように。

 

機械油の膜と刺激のその下から、梅ジャムが顔を見せているように思えて。

 

 

他の方の意見も聞いてみたいところですが