ラベル情報:
777 LUCKY SEVEN
Distillerie HEPP
ASSEMBLAGE UNIQUE 7 FUTS
PINOT GRIS (BAS-ARMAGNAC, RIVERSALTES, SYRAH, SHERRY, TORFIG, PINEAU DES CHARENTES)
48.6%
香り:ひと嗅ぎでワイン樽熟成と分かる香り。赤ワイン樽の甘い香り。焼き崩した林檎。ハッカ。コニャックらしさも瞬間。
味わい:複雑味のあるワイン樽。砂糖、薄めたオレンジの果汁。ブラックベリー。コーティングされているよう。蝋燭。ミントキャンディ。
ワイン樽の多様性が感じられると言ったら大げさだろうか。
好み:★6 63
【オフィシャルのテイスティングコメント】
ピノ・グリ、シラー、アルマニャック、シェリー、ピノー・デ・シャラント、リヴザルトを仕上げ熟成した樽とTorfig=ピート香のついた樽、計7種の樽をブレンドした複雑な風味を持つ華やかなスペシャルウィスキー。
果実味豊かなワインとフルーツコンポートの風味、スパイスとアルマニャックの樽からくるピュアな風味、太陽の恵みをいっぱいに受けた甘やかなリヴザルトの風味を伴ったまろやかな味わいが印象的です。
※資料より
反芻:“果実味豊かなワインとフルーツコンポートの風味” はその通り!となりました。“リヴザルトの風味” とは、おそらく凝縮感を指しているものと思います。
雑感:シングルカスクではない良さ。
資料を読む前に、複数のワイン樽の印象を感じられたので、あながち自分の感覚も捨てたものではありません(笑)
度々同じことを言っていて恐縮なのですが、
今現在の自分はワイン樽熟成のモルトが好みではないです。
それにも関わらず、このボトルのワイン樽のニュアンスは面白かった。
色々な顔を見せてくれるというのでしょうか。
ワインに詳しかったり、ワイン樽熟成が好みだったりすると、より感じられるものがあるのかなぁと想像してみたり。
使用された樽を当てられたら、それこそ漫画のソムリエのようですね。
それにしてもボトルのネーミングセンス!
『ラッキーセブン』というボトルを見て、シングルモルトと気付く人はいないのではないでしょうか。
ブレンデッドウイスキー(もしくは他のお酒)と受け取られると思うのですが…。
他にも、資料に載っている蒸留所名が『HEPP蒸留所』となっていて、読み方が分からなかったり…。
フランス市場の文化は知らないのですが、
色々ともったいない気がします。
追記(23/10/04):
ハイボールでいただきました。
断然美味しいです。
ケミカルなオレンジが弾ける感じ
こちらが本領ですね。
ものは試しな気持ちで是非1杯