ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ロッホローモンド クロフテンギア 15年 2005 アクアヴィーテ 二十四節気:立秋

ラベル情報:

CROFTENGEA

LOCH LOMOND

AGED 15 YEARS

DISTILLED 2005

BOTTLED 2020

MATUERED IN REFILL HOGSHEAD

CASK#03855

53.7%

立秋 Start of Autumm

AQUA VITAE

 

香り:消毒液、瓜系の甘み、砂。ナッツ、カリカリ梅。塩味。樽由来の甘み。

味わい:若いメロンの浅漬け、塩味と瓜系の甘み。少しの薬品香。甘いピート香。バニラ、シークワーサー、煙草。スパイシー。不思議に心地よい、麦芽を噛みしめたような甘みが長く続く。

好み:★7 78

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

香り:バニラ、スモーク、バター、キャラメル

味わい:プラム、海水、海藻

余韻::ピート、スモーク、プラム

 

 

反芻:結構合っているようで嬉しいです。特に味わいにソルティなものが2回使われているのが。自分も一番感じたところでしたので。

ですが細かいところで言うと、自分がよく使っている 潮気 としなかったのは、海の気配を感じなかったから。その点では、違った印象と言えるとも考えます。

難しいところです。

 

 

雑感:現時点でも美味しいし、将来に期待も持てそう。

潮気を伴った瓜系フルーツ。

シトラスな煙草。

ピーティな甘み。

そして余韻の心地よさが秀逸。

 

全てのバランスが整っている。

とても良いモルトだと思います。

美味しいです。

 

 

クロフテンギアということで、ド・ピーティなものが来ると構えていたのですが、

食感はライトリーピーテッドな印象。

 

これは、15年の熟成期間の魔法なのか、それとも加水の技術によるものなのか、気になります。

※謳っていないだけで、カスクストレングスなのかも知れません。加水ならもっと本数ありそうですし。ただ、加水を思わせるくらいに優しく丁寧な味わいでした。

 

 

50%オーバーの度数ですから、短期でも長期でも将来に期待をしてしまいます。

この程よいピート感に、ロッホローモンド蒸留所の原酒にあるフルーティさが開いてきたら堪らないと思うのです。

 

 

ここまでの二十四節気シリーズのなかで、一番好きかも。

もう1本買おうかなぁ

 

 

 

前後してしまいましたが、この立秋はシリーズ4本目。前回の冬至が5本目。

全8本の予定ですから、折り返したことになります。

 

後半も楽しみです!

 

 

…このシリーズ、延長されたりしますかね? 24本は出せるわけですものね。

ラベルに惚れた自分からしたら、出して欲しいような欲しくないような。。

 

 

友人に三国志シリーズを集めている人がいるのですが、

本当に畏敬の念を持っています。

 

集めたい!というプラスの気持ちはよく分かります。

分かるからこそ、その気持ちを維持することの厳しさもとても分かってしまって。

 

 

シリーズが長くなると

価格はどんどん高騰していくし、ゴールが存在するのかも不安にもなるし。

 

かといって、長く追ってきてここで止まれるかというと…。

 

 

シリーズを企画する方々は、くれぐれもお手柔らかにお願い致します。m(_ _)m