ラベル情報：
SCAPA
19 YEARS OLD
AGE OF YOUNGEST SPIRIT 17/06/2003
BOTTLED August 2022
has been matured in first-fill American oak barrels
56.7%
SPECIALLY BOTTLED FOR THE WHISKY EXCHANGE
香り：ケミカルな青林檎、シロップ。芝生。小豆、モルティ。核果類を思わせる粘度のある甘い香り。フラワリー。
味わい：ケミカルな甘み、青林檎、シロップ。芝生、クローブや生姜がひとつ。樽の香り。大麦のクリーム。熟した果実の種、梅や桃の印象。スパイシーで温かい余韻。
好み：★７ 77
【オフィシャルのテイスティングノート】
NOSE: Granny smith apples and vanilla cream to start. Layers of apple and fruit build: sour sliced apples, boiled sweets, apple pies and apple sauce. That’s all quite green and fresh, balanced by some sultana and dried apricot fruitiness. Briney notes float around the edges, joined by building citrus – lemon zest and orange marmalade with peel.
（香り：グラニースミスアップルとバニラクリームでスタート。酸っぱいスライスした酸っぱい林檎、甘く煮たもの、アップルパイ、アップルソース等、林檎と果実の層が重なっていく。サルタナやドライアプリコットの果実味のバランスが良い柑橘系の香り（レモンの皮、オレンジマーマレード、ピール等）も感じられる）
PALATE: More apples, this time with extra apricot, barley sugar and pear drops. Lemon sherbet sweets develop along with touches of violet and spiced shortbread. The marmalade from those nose hides underneath, along with wax polished oak, baking spices and a touch of honey.
（味わい：さらにリンゴ、今度はアプリコット、大麦糖、洋ナシの雫が加わる。レモンシャーベットのような甘い香りが、スミレやスパイスの効いたショートブレッドのタッチとともに広がる。その香りの下にはマーマレードが隠れていて、蝋で磨かれたオーク、ベーキングスパイス、蜂蜜のタッチも）
FINISH: Ryvita crackers with honey, sweet liquorice and buttered toast with apple jam.
（フィニッシュ：リビタのクラッカーに蜂蜜、甘いリコリス、バタートーストに林檎ジャムを添えて）
creating an intensely rich flavour with notes of fresh apricots, orange marmalade and fudge.
（新鮮なアプリコット、オレンジマーマレード、ファッジ菓子の香りを持つ、強烈にリッチなフレーバーを作り出しました）
※ラベルより
反芻：サイトの方にさんざ挙げられている “林檎” がラベルの方には載っていないのですね（汗） テイスティングは人それぞれということの証左でしょうか。それにしても、“グラニースミスアップル” から始まる林檎の甘酸っぱさの多彩な表現には感心しました。ボキャブラリーの量にも繊細な感覚にも
自分のテイスティングも、大よそは合っているように思います。
雑感：きっとポテンシャルはもっと高い
このボトルも、開いてくるのが楽しみなボトルです。
香りにも味わいにも、まだ閉じているフルーツの気配がぐつぐつします。
ケミカルなフルーツといえば、と訊かれたらこのボトルが浮かぶくらいになりそうな予感。
先のストラスアイラと比べると、軍配が非常に難しい。
ストラスアイラは粘り気がある。
スキャパは軽やか。
ストラスアイラはスパイスの効いたフルーツケーキ。
スキャパは明るく楽しくなるようなフルーツジャムのクッキー。
ストラスアイラは中音。
スキャパは高音。
好みの分かれるところだと思います。
自分なんかはその日の気分によっても大きく変わりそう
ともあれ、買って良かった2本です。
もう1本ずつストックしたくなっています。
円安がが…
