ラベル情報:
Pulteney
AGED 13 YEARS
DISTILLERY, IN: 2007
YEAR BOTTLED: 2021
IN OAK CASKS
CASK NO.: 11327699
54.3%
THE OCTAVE
DUNCAN TAYLOR
香り:甘い潮気、レッドカラント。木材の香り。籾殻、モルティ。蜜飴。爽やかにオーキー。
味わい:コクのあるオーク香。白胡椒、生姜。木片。樹液。ころんとしたモルトの甘み。塩をひと摘み。硬めの白粉。炒った豆殻。焦げ感。小さな林檎。仄かな渋みと柔らかい甘みがゆっくりと。梅干しを覚える。
好み:★7 73
【オフィシャルのテイスティングノート】
Nose: Strong sherry influence, very perfumed and fresh, honeysuckle and rose, sweet tangerine citrus all with a little candlewax and sunflower oil.
(香り:シェリーの影響が強く、非常に香ばしくフレッシュ、スイカズラとバラ、甘いタンジェリンの柑橘香に少量のキャンドルワックスとヒマワリオイルが加わる)
Palate: Even more bright citrus than on the nose, candied orange and lemons, juicy sultanas in a ginger syrup, good structure and very moreish.
(味わい:香りよりもさらに鮮やかな柑橘類、砂糖漬けのオレンジとレモン、ジンジャーシロップ漬けのジューシーなサルタナ。良い構成で非常に濃厚な味わい)
Finish: Long and waxy, some fresh maritime notes pop up with a breath of sea air, toasted oak, rich and satisfying.
(フィニッシュ:長くそしてワクシー。新鮮な海の香りが潮風とともに現れる。トーストされたオーク。リッチで満足のいく味わい)
※同封カードより
香り:シェリーを軸にレッドベリーやチェリーチョコレートが混ざり合いスパイスの効いたアップルパイが広がります。
味わい:ドライフルーツ、プラムジャム、トフィーの織りなすまろやかな甘味にオークのアクセントが加わります。
フィニッシュ:塩気を含んだ海辺の香りが現れ、柔らかな甘みが長く続きます
※通販サイトより
反芻:同じボトルのテイスティングとは思えません(大汗)
特に、同封資料の方。ほとんど重なっていないですね。“海の香り” くらいでしょうか。
通販サイトの方は比べると近くはありますが…。フィニッシュの感想が近いのが救いです。
美味しいと思っただけにショック
雑感:ザ・オーキー
自分には、樽の影響がとても大きく感じられました。
どこまでいっても樽由来。
違うのは潮気くらい。
ですが、不思議なほどに圧殺感がないです。
潜っていっても疲れない。
樽のテクスチャーに揺蕩う愉しさを味わえます。
とても上品でとても上質。
面白いボトルでした。
そして美味しい。
このプレミアムオクタブシリーズ、
選ばれた原酒を60L程度の小樽(オクタブ)で追熟したボトルになります。
同封されていたカードには、追熟の前後両方のテイスティングノートまで載っていました。
つまり、オクタブの影響を愉しんで欲しい というテーマがあるものと推察します。
そういった点では、自分の感想は間違ってはいないのかな。
樽のテクスチャーが面白いと思えましたし(テイスティングノートの合致は散々でしたが)
現在は、開封4日程度。
この先開いてきた時に樽のそれがどう変わるのか、楽しみにしたいと思います。
今、記事を〆るにあたりたっぷり時間をおいたグラスを飲み干したら、葡萄やレモンのヒントを感じました。
改めてこの先が楽しみです。