ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

スペイサイド 23年 1997 ネクター15周年記念

ラベル情報:

SPEYSIDE

23 YEARS OLD

DISTILLED 1997

BOTTLED 2021

46.9%

15years

THE NECTAR

 

香り:取り立ての蜂蜜、フラワリー。デーツ、ファイバーパイナップル、フルーツの甘酸っぱさ。洋梨。ミントも。

味わい:明るい香りに対して、落ち着いた甘み。じっくりとしている。蜂蜜、黄色いフルーツ。ハッカ。水飴。なめらかな甘み、苦みが気持ちよい。最初に感じた蜂蜜と黄色いフルーツは最後まで寄り添ってくれる。

好み:★7 78

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りはハニー、金木犀、バニラ、パイナップル、ボディはソフトでエレガント、ハニーとパインフルーツ、フィニッシュはクローブのビターが長く続く。

 

※通販サイトより

 

反芻:驚くほど共通していて嬉しくなりました。特に “金木犀” 。具体的には挙げられませんでしたが、フラワリー と感じたものが肯定されたようで嬉しいです。

また、“エレガント” にも納得するところ大ですね。

 

 

雑感:レアな蒸留所への期待に反する、素直な味わい。

良い意味で。

 

分かりやすく美味しいと思います。

綺麗に澄んだ金色の見た目に相応しい率直さ。

探る愉しさよりも、美味しいね~と楽しむようなボトルです。

 

どうなんでしょうか? 慣れた人からすると物足りなくなるのかな??

そんな感想すら持ってしまいます。

 

 

 

自分の中で、スペイサイド蒸留所のボトルで浮かぶのは 摩幌美 Friends です。

貴重な機会ですので飲み比べをしてみました。

 

Friends の方はなんというか、果物の種を感じます。そこから硬い桃に通じていくような…

そして樽の渋みも大きい。

 

ネクターの方は明るく綺麗なイメージ。花と蜂蜜の印象が強く。

飲みやすいのは間違いなくこちら。

 

大切な共通している項は、黄色いフルーツとファイバーパイナップル。

微加水したら浮かんできた、籾殻っぽい苦みも。

 

 

これでスペイサイド蒸留所の個性が把握できたとは思えませんが、経験のひとつとして積み重ね出来た気がします。

 

 

 

 

(よろしければ)