ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

久住 #01 ニューボーン

ラベル情報:

KUJU

#01

NEW BORN

MATURED IN OAK CASKS FOR 7 MONTHS.

瓶詰:2022年3月 ※パンフレットより

麦芽品種:ロリエット ※パンフレットより

麦芽タイプ:ノンピート ※パンフレットより

酵母:ピナクル ※パンフレットより

樽:バーボンバレル ※パンフレットより

発酵時間:4日間 ※パンフレットより

59.0%

 

香り:柔らかく柑橘系と接着剤の香り。冷たい印象。鼻を離す瞬間にモルティな甘みがふわりと。

味わい:口に含むと柔らかさに驚く。ニューポッティなテクスチャーにコーキングされる感はあるが、シトラス系、レモングラスのイメージも印象的。白胡椒や薬草の苦みも。

好み:★6 64

 

 

雑感:久住蒸留所のニューボーン 第1弾

2021年2月に製造を開始した久住蒸留所。

コロナ禍にぶつかってしまい、記念の儀式もなく静かに稼働が始まりました。

 

その久住蒸留所の最初の稼働を陰で支えたのがマルス津貫蒸留所のスタッフ。

最初期の製造技術研修からはじまり、

試験運転時に、海外設備メーカーの技術者が入国できなくなった際にも駆け付けたとか。

暖かい話です。

 

 

そんな久住蒸留所の販売第1弾 ニューボーン。

微加水するとバニラが浮かび上がりました。

 

7ヶ月でも樽の影響はあるんですね。隠れてはいても

当り前ですが(汗

 

自分には将来の予測なんてできませんが、

柔らかい酒質のまま成長してくれることを期待しています。

 

他にない個性となりそう。

 

 

 

このボトルと同じくして、津貫蒸留所からも久住蒸留所の竣工記念ボトルが提供されています。

それはまた次回。

 

 

 

 

追記(23/07/01):

 

 

香り:柔らかく甘い。柑橘系と接着剤。モルトの白い甘み。

味わい:麦芽の殻っぽさ。ケミカルな甘み。ニューポッティな刺激が少し。クローブ。焦げ感。レモングラス、植物の苦み。瓜系のフルーツを付けたシロップの甘い余韻。少しだけ薄いアルミ箔も感じる。

好み:★6 69

 

 

雑感:覚えておきたいですね。

久住蒸留所は、10年後20年後にも残っている蒸留所だと感じています。

 

現地に行ったことはないし、お話を聞いたこともない、

このボトル1本での印象ですが。

 

なんというか、フローラルなテクスチャーが少なくて飲みやすく。

ダルウィニーやオーバンのようにハイランド系に成り立っていくのではないか… そんな気がしています。

 

つまりは、現在の自分が好きな気配を持っているモルトですので、長く残って欲しいということです(笑)

 

 

重ねて言いますが、ボトル1本グラス1杯からの感想です。

ですので、いつか蒸留所見学やイベントのセミナーを受講したりしたいですね。