ラベル情報:
Ichiro's Malt 秩父
2022 THE PEATED
53%
香り:乾いたピート香、豆殻。炒った麦芽。奥の方に柿、木の香り。
味わい:響くイチローズモルトの甘み。舞い上がる灰、ピート香。白胡椒。バター。オイル。モルティ。オリエンタルなウッディさ。
好み:★7 77
【オフィシャルのテイスティングコメント】
製麦作業でピート(泥炭)を焚き込み乾燥させることによって、すもーきなつよ個性が生まれます。甘く軽やかなカスタードクリーム、表面を滑るようなフルーティーさ。口の中に広がる香りは柔らかな紅茶を思わせ、全体の印象は時間と共に変化を続けていきます。
※裏ラベルより
反芻:あまり拾えなかったかな。自分は “表面を滑るようなフルーティさ” というよりもねっとりとした甘みに感じました。バナナとかそっちの方。
逆なコト言ってますね。
ピート香溢れているなかに
ねっとりとしたナッツやバナナの甘み(オフィシャルのコメントは違いましたが汗)が確かにあって
独特のくせのある樽香が合わさり、胡椒っぽいスパイス。
もちろん前情報ありきで味わっていますが、イチローズモルトだなぁと感じられる1本です。
ふと。
イチローズブランドに圧殺系シェリー樽熟成のボトルなんてあるのでしょうか?
圧殺系の仕上がりとは喧嘩しそうな酒質ですし、惹かれるものはないのですが…
気になりました。
追記(22/05/14):
開封直後を20分ほど置いて
香り:ナッティ。バナナ。灰、焦げた木の香り。ピートの甘み。
味わい:ナッツのオイル。焦げた木材、煤。イチローズモルトの甘み。塩のアクション、バター。白胡椒。薬草、オリエンタルな樽香。余韻には柿、干し葡萄、そして甘い塩。
好み:★7 74
反芻:過去の自分のノートと比べて。オイル や バター 、白胡椒 のあたりが共通項ですね。オフィシャルの方にある “カスタードクリーム” は今回も拾えませんでした。どちらかというと バタークリーム なのかな(笑)
開封1杯目をいただける僥倖。
雑感:入荷したボトルを紹介してもらえることって嬉しいですよね。
並べてもらったボトルを見ながら、どの順番に飲もうか考えるだけでテンション上がってしまいます。
未開封のものが複数本あったら、全部開けてもらうのは申し訳ない と遠慮してしまったり
購入するボトルはもちろん、バーでの出逢いも
人に好かれウイスキーに好かれないと機会はないですから。
それが嬉しいんですよね。
ちなみにこのボトル、開封直後は圧殺系と言えるようなピート香の洪水。
ラベル上部にかかるくらいになってからが飲み頃なのかな と推察します。
バーでそのタイミングに逢えるかって、巡り合せの天運ですけど。
いやこの場合、惹きつける人徳というべきでしょうか。