ラベル情報:
BENROMACH
DISTILLED: 23/11/2009
BOTTLED: 09/03/2021
CASK TYPE: First Fill Bourbon Barrel
CASK No: 204
59.6%
ASAYA EXCLUSIVE
香り:真っ赤な林檎、エステリー。蜂蜜。生木の印象。柑橘系の爽やかさ、蜜柑の皮。
味わい:蜂蜜、林檎、スパイシーな刺激。植木の香り。白檀。バニラ。余韻には再びの蜂蜜、樽の焦げ感が優しく長く。
好み:★7 78
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香り:バニラビーンズ、新樽、かりんのはちみつ漬け、焼きたてのパン、アップルパイ、生姜、ペパーミントオイル。
味わい:クリーミーな口当たり。はちみつ、全粒粉ビスケット、ふすま粉、砕いたブラックペッパー、焼きリンゴ、クレームブリュレ、焦げたパン。
余韻:製材したての木材と青リンゴの香り、ブラックペッパー、カラメルソースや焦げたパンのビターさと優しいスモークが長く続く。
コメント:開栓直後は、香りや味が控えめでしたので、開栓してから2週間前後にテイスティングコメントを書きました。
穀物の甘味と黒胡椒のスパイシーさ、クリーミーな口当たり。加熱したリンゴのフルーティさ。焦げたパンのビターさと優しいスモークが続きます。11年の熟成ですが、複雑味を楽しめるウイスキーでした。
少量の加水や、グラスを手で温めながらゆっくりお楽しみ下さい。
反芻:自分がイメージしたのは 蜜たっぷりの生の林檎 だったのですが、“加熱したリンゴ” との表現に大きな違いを感じました。近いけれど違うと思うのですよね。
逆に、“穀物の甘み” には納得できました。特に “全粒粉ビスケット” 。ココ!というよりも、全体的に漂っているような印象です。
ただコメントにある通り、開封直後は控えめなのかも。また改めてテイスティングしたいと思います。
雑感:秩父の名店・麻屋商店の 1st PB
言わずと知れた有名店ですね。
頻度が高いとは言えませんが、自分も秩父にいったら必ず買い物します。
フルボトルはもちろんですが、大きな魅力は多種多様な小分けボトル。高級なものや入手困難なものまでラインナップされていて、毎度眺めて悩んでいるだけで時間が経ってしまいます。
(その長い時間を過ごせるお店の雰囲気がまた来たいと思わせてくれるのです)
店長さんはじめ、店頭の皆さんの接客も明るいですし。
そんなお店のプライベートボトル第一弾。
幸運にも購入することができました。
オフィシャルホームページにあります “ベンロマックの国内流通量も増やしていきたいと思っております” というコメントがまた素敵ですよね。
言われてみれば、ベンロマックを飲む機会は少なかったです自分。
ラベルが印象的で、店頭で見かけるコトは多いのですが。
この味わいを基軸として、ベンロマックの経験を拡げていけたら
そう思わせてくれる1本でした。
まずは2週間後が楽しみです。
追記(22/04/10):
2週間経ちましたので再度テイスティングを
香り:林檎、青い木の香り。乾いた焦げ感。硬めの蜂蜜、蜜蝋。樹液のニュアンスも感じる。
味わい:焦げ感、焼き林檎。ローストした蜂蜜。スパイスのアタック。それが過ぎるとライチ、青草、ミント。フィニッシュにかけてグアバが顔を覗かせる。軽いピート香とハーブのニュアンス、炒った穀物が長く残る。
好み:★7 78
反芻:オフィシャルのコメントにだいぶ近付けたのではないでしょうか。素直に嬉しいです。青い木の香り と思い浮かんだまま記載したのですが、“新樽” とすれば良かったのですね。また、前回差を感じた 林檎 の表現について、自分の感じも焼いたものに変化したのが面白かったです。
最後にこちらは前回と同じくなのですが、“全粒粉ビスケット” に得心しました。今回は余韻に強く感じました。
雑感:テイスティングノートを残す愉しみ。
1ヶ月経たない程度にも関わらず、同じボトルに感じるものが違うことを愉しみました。
これはノートを残しているからこそですね。(舌に記憶出来たらより良いのですが…)
度々、記事にテイスティングノートを追記したりしているのですが、
ボトルの変化も自分の変化(成長と言いたいところですが)も
愉しんでいきたいな と改めて感じました。
ゆるゆると
それが自分のウイスキーの愉しみ方かな と。
追記(23/06/11):
今更ながら、裏ラベルのテイスティングノートを見付けたのでこちらの追記を
【オフィシャルのテイスティングコメント】
Sweet vanilla pod with tropical fruits and subtle oak followed by soft smoke.
(甘いバニラポッドにトロピカルフルーツ、ほのかなオークの香りが続き、柔らかなスモークが漂います)
※裏ラベルより
反芻: “トロピカルフルーツ” 。開封直後はなかったと思います。ですが、開封から1年。言わんとするところが伝わってきました。自分なら、黄色いフルーツ と表現するようなそれが表に出て来ています。
また、以前は焦げ感と感じられていたものが、スモーキーと受け取れるものになっていました。煙いというのか…。
なかなか興味深いです。
近く改めて