ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンキンチー 16年 4コーナーズ

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ラベル情報:

GLENKINCHIE

FOUR CORNERS of SCOTLAND COLLECTION

AGED 16 YEARS

50.6%

 

香り:香りは薄い。しかし感じ取れるそれは爽やかなイメージ。青林檎、洋梨。薄く麦芽香。

味わい:林檎、熟した麦芽感。生姜、スパイシー。とろりとした舌触り。

好み:★6 67

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

Body: The texture is luscious and smooth, opening with sweet flavours, swiftly followed by slightly drying and spicy tones which are perfectly balanced by appetising juicy acidity.

(ボディ:甘美で滑らかなテクスチャー。甘いフレーバーで始まり、少しドライでスパイシーなトーンが続き、食欲をそそるジューシーな酸味と完璧にバランスが取れている)

Nose: The Four Corners Glenkinchie 16 Year Old is A fragrant, fresh and elegant example of Glenkinchie with fruity notes of baked apple combined with subtle creamy traces of mossy aromas.

(香り:焼きリンゴのフルーティーな香りと、仄かにクリーミーで苔のような香りが混ざり合った、フレッシュでエレガントなグレンキンチーの代表作)

Palate: Reminiscent of the distillery’s rural setting, this excellent aperitif malt brings up a touch of vanilla ice cream, countered by a sharper freshness when added a splash of water.

(味わい:この優れた食前酒のモルトは、蒸留所の田園風景を思い起こさせ、バニラアイスクリームのタッチをもたらしてくれる。加水するとよりシャープな爽快感が得られます)

Finish: The finish is elegantly dry and crisp, carrying an attractive aftertaste of white pepper.

(フィニッシュ:エレガントでドライ。爽やかで、ホワイトペッパーの魅力的な後味を伴う)

 

 

反芻:オフィシャルのコメント、複雑味に溢れすぎてない…?

自分が香りに感じた 爽やかさ はオフィシャルのコメントのどれにあたるのでしょうか。“ジューシーな酸味” が近いような気がしますが。…いや、ジューシーだったかな?コレ

 

 

雑感:経験豊かな舌をもつ人こそ愉しめる蒸留所?

過去、スタンダードの12年の記事でも書いたのですが、今回改めて感じました。

好きなんですけどね。

 

逆に、同じ記事で自分が表現している 女性的 なイメージは、今回は掴めませんでした。

特にとろりとした舌触りには驚かされました。

これは樽由来のものなのでしょうか。

 

 

ただ、これまで自分が飲んことのあるキンチーは オフィシャル 12年 のみで、今回が2種類目。

繊細で可憐なイメージも、たった1種類のボトルから自分が勝手に作ってしまったもの。

知らない面を感じられたのは良いことですよね。

 

まだまだこれからです。

 

 

 

(よろしければ)

 

 

 

追記(22/04/13):

別の場所で飲む機会がありましたので

香り:乾燥させた牧草、青林檎。麦芽香。

味わい:デーツ。洋梨、スパイシー。生姜、粘度がある。

好み:★6 69

 

 

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反芻:前回と同じ印象を拾えていると思います。香りを 青林檎 としているのも一緒。

味わいが 林檎 から 洋梨 に変わっているのは、粘度を感じたところに由来すると考えています。

前回にも感じたのですが、淡麗な味わいなのにとろりとしている。

ちょっと不思議な食感のモルトです。