ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

カーデュ 16年 4コーナーズ

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ラベル情報:

CARDHU

FOUR CORNERS of SCOTLAND COLLECTION

AGED 16 YEARS

58.2%

 

香り:炒った麦芽香、スパイス。生姜。枯草。

味わい:ピリピリとスパイシー、生姜汁。力強い。豆殻。モルトが仄かに。

好み:★7 70

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

Body: The texture is creamy-smooth.

(ボディ:クリーミーでなめらかなテクスチャー)

Nose: The lively, fresh and floral aroma yields grassy top notes with ripe orchard fruits and a trace of vanilla, on light balsa wood base.

(香り:バルサ材をベースに、草の香り、熟した果実、バニラの香りが漂う、生き生きとしたフレッシュでフローラルなアロマ)

Palate: The taste starts sweet, then there is a delicious spicy dryness as really peppery warmth lasts into the long finish. Adding a good dash of water calms this and brings out sweet, light juiciness.

(味わい:甘みから始まり、スパイシーでドライな味わいが広がる。胡椒のような温かみが長い余韻に続く。水を少し加えると落ち着き、甘く軽いジューシーさが現れる)

Finish: The finish remains pleasingly long; sweet chilli-pepper heat lingers on the aftertaste.

(フィニッシュ:余韻は心地よい長さで、後味に甘い唐辛子の熱さが残る)

 

 

反芻:バルサ材。自分が白木や木材を感じているのは、おそらくこれです。ホームセンターの木材コーナーの香りともいえるような。ストンと納得しました。ただ肝心の今回のテイスティングでは挙げられていない…大汗。

ただ全体的な方向性は納得できるところも多く。フルーティとは別方向、ハーブ調のモルトです。オフィシャル程の複雑味は、自分には感じられませんでしたが。

 

 

雑感:スコットランドの4つのコーナー。

ジョニーウォーカーを構成する大きな蒸留所、

カーデュ、グレンキンチー、クライヌリッシュそしてカリラ。

その4か所から販売されるシリーズボトルになります。

 

 

中身はハイプルーフ故のアタックの強さがありつつ、これがカーデュの酒質なのだなと感じさせる構成でした。

オフィシャルスタンダードのボトルや、ジョニーウォーカーと比べながら飲みたいですね。

その方が愉しめそう。

 

 

著名なブレンデッドウイスキーでメインを張っている蒸留所のモルトは外れない という話を聞きます。

カーデュのこの系統の味わいは進んでは飲んでこなかったので、改めて向き合ってみる良いきっかけになりそうです。