ラベル情報:
“An absolute stoater”
37 years and 10 months
Distilled February 1968
Bottled December 2005
Matured in a sherry butt
Cask No. 903
56.9%
WHISKY Magazine Editor's choice
香り:芳醇なオールドモルト香、綺麗なシェリー樽の香り。上品な家具、ダークチョコレート。爽やか。
味わい:複雑味。モルティな甘み、シェリー樽の旨み。フルーツティー、紅茶の渋み。烏龍茶。乾燥させた牧草。
好み:★9 95
【オフィシャルのテイスティングコメント】
This distillery's name means 'place of the holy man'.
(この蒸留所の名前の意味は “聖なる人の場所” )
Aromas tumble and tease, presenting sherry, port, burnt sugar, coffee, sauna wood, and cherry brandy chocolate liqueurs in an artist's studio. Water announces aniseed, coal tar and caramel.
(シェリー、ポートワイン、焦がした砂糖、コーヒー、サウナウッド、チェリーブランデーのチョコレートリキュール等が、芸術家のアトリエで転がり絡みつくアロマ。加水するとアニス、コールタール、キャラメルが現れる)
The neat taste recalls treacle toast and Irish coffee, while with water; Brazil nuts, caramel, salty liquorice and blackcurrants vie for attention: an absolute stoater.
(ストレートでは、トリークルシロップをかけたトーストやアイリッシュコーヒーを思わせる味わい。加水するとブラジルナッツ、キャラメル、塩辛い甘草、クロスグリが競うように現れる。:完全なるオコジョ)
※裏ラベルより
反芻:翻訳に苦戦しましたが…。複雑なモルトの味わいをシェリー樽の旨みが下支えしている構成が自分にも感じ取れます。凄い!
それにしても、完全なるオコジョってなんでしょう…?ちょこまか動くイメージ?? 転がり絡まりあうアロマのそれを表現しているのでしょうか
2006年2月12日に開催されたウイスキーマガジンライブ東京に向けて、ソサエティから提供された樽のものになります。
ソサエティのタイトルの付け方は遊びがあって好きなのですが、このボトルのコメントは行き過ぎ(大汗
詳細部分は素人にも伝わりやすくして欲しいなぁ というのが本音だったりします。
ですがそんなコトを言いながらも同時に、
このコメントは、私には 複雑味 としか表現できなかったモルトの印象を的確に表現したものなのかも知れないと感じる自分もいます。
得心とまではいかないけれど、理解はできるような。。
捉え切れない、目まぐるしく絡み合う様々なニュアンスの複雑様。
もっと繊細に拾えるようになりたいです。
それでも自信をもって断言できるのは、旨い!大好き!というコト。
逸品でした。