ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンロセス 23年 1996 ウイスキーエージェンシー&スリーリバーズ アートワーク

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ラベル情報:

GLENROTHES

AGED 23 YEARS

DISTILLED 1996

BOTTLED 2020

MATURED IN A HOGSHEAD

49.4%

THE WHISKY AGENCY

THREE RIVERS

 

香り:ミルキー。甘い芝生、白木の香り。炒った麥。

味わい:麦の美味しいお酒。麦芽の甘みが豊か、オレンジや黄桃、蜂蜜。微かに白粉。シナモン、スパイシー。

好み:★8 83

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:杏子、ドライアプリコットクリーミーなマスカット

味わい:甘いタッチでソフト、アプリコットや杏子、完熟バナナ、ゆっくりとビター

フィニッシュ:ドライでビターが続く

 

※通販サイトより

 

反芻:合っていると思います。おおよそ雰囲気は掴めているような。“ゆっくりとビター” って面白い表現ですがイメージしやすくて、なるほどとなりました。

 

 

雑感:創業当年にメインバンクが倒産したスリリングな誕生の蒸留所。

カティサークをはじめとして、ブレンデッドウイスキーに使用される割合が大きい蒸留所です。

有名なブレンデッドウイスキーのキーモルトは例外なく美味しいと言われますが、その通りの1本でした。

 

オフィシャルのボトルは丸っこい形が印象的。

が、あまりバックバーで見かけたことはない気もします。そして自分は飲んだことがないです。

 

オフィシャルのボトルを飲んでいないケースが多いことは、最近の自分の気にしている点でして。

試飲のできる酒販店で見かけたら忘れずにトライしたいと思います。(1本買う勇気はなく)

 

 

 

シングルモルト大全によると、ウォッシュバックをステンレス製のものに変更したら味が変化してしまい、木製に戻さざるを得なかった歴史があるとか。

 

ウイスキーの味わいは発酵による影響が一番大きいという話を聞いたことがあります。

その証左のひとつとなりそうなエピソードです。

 

 

余談ですが、三郎丸蒸留所の木製ウォッシュバックも増設する計画があるそうですね。