ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

三郎丸 ブレンダーズトライアル Vol.6

f:id:BOXBOXBOX:20220130222411j:plain

ラベル情報:

三郎丸

BLENDER'S TRIAL ~ブレンダーの試み~

Vol.6 Beer Cask (GRAIN) & Peated Malt

43%

原材料 モルト・グレーン

 

香り:籠った焦げ感、チャーされた樽の香り。焦げた麦芽、ビールの香り。薬品香。僅かなニューポット感も。

味わい:暖かく甘い。ビールの余韻、グレーンらしい甘み。薬草、その苦み。薬品室。シダ植物。瓜系の甘み。余韻は短い。

口に含んだ直後はグレーン、中間でビールカスク、飲み込んだ後にはピート由来のニュアンスが印象的。

好み:★6 62

 

 

雑感:開封直後のテイスティングです。

ビールカスクを使用されているというと Vol.4 が思い出されますが、

あちらは熟成されていたのはモルト、こちらはグレーンです。

 

その違いなのかな? 比べてこちらはビールのニュアンスが独立してる印象。グレーンの甘さと別れているというのか。

これは開封後の瓶熟に期待したい要素ですね。

 

 

 

f:id:BOXBOXBOX:20220130230504j:plain

左から Vol.4 & 6 & 5

 

まず驚いたのは、4 と 5 が半年前の印象と大きく変わっていたこと。

特に 4 は上手いコト整った感があります。

長熟でもなければカスクストレングスでもないので、その手の期待はしていなかったのですが。

 

各細かいことは各記事に追記したので置いておくとして

このボトルにもニューポットの感じを覚えますが、これに関してはこの先の変化が楽しみです。

 

飲み比べをしてみると、Vol.6 はグレーンのニュアンスが印象的です。

感じとしては Vol.5 に近い。同じビールカスクの Vol.4 よりも。

どれも原材料はモルトが先に来ていますが、 5 と 6 はグレーンの主張が強く感じます。

割合が多いのかなぁ

 

また、余韻に感じる甘みが違うのも面白いです。

Vol.4 は薬草とトーステッドカスクの甘やかな焦げ感。

Vol.5 はモルトの甘み。そこに付随するビールの余韻。

そして Vol.6 は瓜系の甘み。そしてピートの刺激。

 

 


纏まりもなく感じたままに書き連ねてしまいました。

前の2本が変化したのは約半年の間。

このボトルも全力を味あわせてくれるのはもう少し先なのかも知れません。

 

楽しみです。

 

 

 

 

(よろしければ)