ラベル情報:
三郎丸
SABUROMARU 1990
Distilled: 1990年 ※裏ラベルより
Bottled: 2017年 ※裏ラベルより
Bourbon Barrel(リフィルバーボンバレル)
Heaby Peated
59%
香り:ぬるいオレンジ、牧草。乾燥わかめ。消毒液。教室のイメージ。
味わい:乾燥させた山盛りの牧草、一部焦げている。海辺の焚火。瞬間のフルーツ、身近な苺ジャム、砂糖でコーキングされたオレンジ。ミネラリー。老木、その渋み。炒った麦芽、麦汁の底の方。余韻には墨汁のニュアンス、口の中がしゅくっとなる。(収斂味とまでは言わないが)
好み:★7 71
【オフィシャルの総評】
スモーキーかつピーティな飲み口。
樽出しそのままの味わい。
反芻:オフィシャルのコメントが端的なので反芻もないのですが、本当にその通りと思いました。個人的には、ソルティを付け加えても間違っていないと思います。
雑感:直前に1960を飲んでいたから?
若いとは思いませんが、27年の熟成感は感じられませんでした。
設備や技術がまだアレだった頃の原酒だしと納得していたのですが、順番による影響があった可能性もあります。
ただ若鶴酒造のホームページ上では、この商品だけテイスティングノートがなく総評なんですよね。
なにか理由があるのでしょうか?
三郎丸はウイスキー製造の歴史は古いですが、新しく始まったとも言える蒸留所です。
実際このボトルより、マジシャンやフールの方が旨みを感じました。
設備や意欲によって、モルトの仕上がりは大きく変わってくる。
それを感じさせてくれたボトルでした。