ラベル情報:
Ichiro's Malt
CHICHIBU
CHICHIBU EDITION 2020
Distilled in 2010 ※裏ラベルより
Bottled in 2019 ※裏ラベルより
Cask Type : Imperial Stout Cask Finish #2869
Barley Type : Tipple ※裏ラベルより
57.4%
香り:ナッティ、コーヒー、黒ビールの香り。苺ジャム、洋梨。バニラや鉛筆。クミンシード。
味わい:甘い樽香とその渋み。黒ビール感。低い位置にバナナ、青いメロン、芝生。中層には生姜やクミンシードのようなスパイス、爽やか。イチローズモルトらしい甘みが現れて、樽の渋みと共に長く続く。
好み:★7 76
雑感:秩父地域限定販売のボトル。
ラベルは秩父銘仙を着た女性。そして秩父盆地、雲海がモチーフにされています。
構成はインペリアルスタウトのカスクフィニッシュ。
所謂黒ビールです。
自分は昔、ピルスナーは飲めないけどスタウトならいけるという時期がありました。
ギネスとか。
味わいがしっかりしていて美味しいですよね。
そんなインペリアルスタウトカスクでフィニッシュされたこのボトル、
やはり樽の影響が大きいかなぁという印象。
空けたグラスからも黒ビールを想わせる香りがします。
以前も似たようなことを言ったのですが、自分はカスクフィニッシュで前のお酒の影響を強く感じるものが得意ではなく。
評価が難しいです。
(嫌いではないのです。そのお酒を飲みたくなってしまうため、脳がバグるような。美味しいのに満足感が落ちてしまう感じがしてしまい)
このボトルも、スタウトの香りや苦みとモルトの甘みの混在を愉しめる方には堪らないのではと思います。
実際、とても美味しいです。
それでも自分は今回も黒ビールを飲みたくなりました。
ただ、フィニッシュの影響が大きいボトルでも
数年置いておいたら香りが馴染んでとても飲みやすくなったものを知っているので、
このボトルもじっくり愉しんでいこうと思っています。
絶対美味しくなる確信がありますから。
手元にある贅沢ですね。