ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ボウモア 20年 1989 ウイスキーフェア スリーリバーズ

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ラベル情報:

BOWMORE

AGED 20 YEARS

Distilled: 1989

Bottled: 2010

Matured in a bourbon hogshead

51%

A JOINT BOTTLING WITH THEREE RIVERS

THE WHISKY FAIR

 

香り:フルーティな煙。潮風に湿気った火薬。炒った麦芽香。ファイバーパイナップル、ライチ。短くパッションフルーツ。そしてまた焚火が。

味わい:緩やかな煙とパフューミーとも取れるフルーティ。ケミカルなフルーツというのか…ティーパックのフルーツティーやスウィーティガム。潮気と甘みが混ざり、余韻は長い。

好み:★8 85

 

 

雑感:自分の人生経験の乏しさ故と思うのですが、

フローラルやある種のフルーティさをパフューミーと受け取ってしまうのです。

 

花の香りを楽しむような生活をしていないので、その手の香りをかいで連想するのはデパートの化粧品売り場。

ケミカルに寄っているフルーティさも同様で。

 

これはパフューミーではないの?フローラルなの?と苦戦することが多くあります。

おそらく大多数の方の感覚ではパフューミーはプラスのニュアンスではないので、迷った時にはフローラルと言っておけば安全な気もするのですが(汗

 

そんな中では、80年代蒸留のボウモアは気が楽です。素直にパフューミーと表現しても怪訝な顔をされることはないですから。

 

 

 

そして今回のボトル。

これは逆にパフューミーというよりもフルーティに感じました。

パフューミーさを迎えにいった面もあるのに、あれ?っとなった感じ。

 

と言っても、完全なフルーティさではなくて、

フルーツの甘みのなかに人工物っぽいイメージが感じられるような。。

 

 

この辺りから黄金の90年代が始まる鏑矢になっていたのかも。

そんなことを感じさせられました。