ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

キルホーマン 13年 2006 ウィスク・イー20周年記念

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ラベル情報:

KILChOMAN

13 YEARS OLD

DATE FILLED 9.8.2006

DATE BOTTLED 30.7.2020

BOURBON MATURED SINGLE CASK

CASK NUMBER 175/2006

PHENOL LEVEL 50 PPM

54.1%

BOTTLED IN CELEBRATION OF WHISK-E'S 20TH ANNIVERSARY

 

香り:静かな煙と微かな潮風。パッションフルーツが薄く。乾燥した牧草。煙草。溶剤も微かに。冷たいバニラ。

味わい:潮気と火薬。灰。パッションフルーツ、ライム、気の抜けたバニラ、スパイスが高く。オイル、煮干しの甘みが短く残る。

好み:★7 79

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りは海藻と塩気を伴った丸みのあるピートスモークのレイヤーの奥からバニラやハチミツ、焼きたてのビスケットが広がります。
口に含むと柔らかで、塩ハチミツにプラムやオレンジといったフルーツが溶け込み、貝柱の浜焼きのような旨味のあるピートスモークが加わります。

フィニッシュにビターなキャラメルが全体を包み込み13年という熟成期間を感じる心地よい余韻が続きます。

 

※通販サイトより

 

反芻:おおよそ合っているのではないでしょうか。“貝柱の浜焼き” と 煮干し の違いは苦笑してしまいました。おそらく同じものを指していると思うのですが。(でも結構違いますよね)

潮気とピート、バニラとフルーツのニュアンス。

バランスの良くて美味しいモルトです。

 

 

雑感:とても良いです。

みんながキルホーマンを好きになるのも分かります。

 

キルホーマンは2005年に創立された新しい蒸留所。

自分程度の知識だと、アイラ島で一番新しい蒸留所と連想してしまいます。(実際はアードナッホー蒸留所が2018年から稼働)

 

他にガートブレック蒸留所が計画されたいたハズですが、頓挫しているみたい?

フランス人のジャン・ドネイ氏が脱サラして目指していた蒸留所。その前にはブルターニュでコルノグというモルトを蒸留していました。

普通に美味しかった記憶がありますが、こちらも閉めてしまったようで

 

 

 

(話は変わって)

アランに対しても思うのですが、新興の蒸留所をスタートから見守り続けることって凄いですよね。

 

自分の場合、新しい蒸留所の情報になかなか食指が伸びません。

今美味しいものに惹かれてしまいます。

 

例えば、上で挙げたガートブレック蒸留所のボトルが並んでいるのを見ても買わないと思います。試飲はしたいですが。

以前記事をあげましたアビンジャラク蒸留所も、その後を追いかけてはいませんし…

 

 

今後、これらの蒸留所が盛り上がっていって、あの頃から追っていれば…と思う日が来るのでしょうか。