ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンモーレンジ 10年 免税店限定 80年代前半流通

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ラベル情報:

GLENMORANGIE

10 YEARS OLD

43%

FOR DUTY FREE SALES ONLY

 

香り:蜜柑の缶詰、炒った麦芽香、プラム。粘土質、乾燥させた木の皮、ニッキ。レモングラス

味わい:もわんとした印象。モルティ、草や土の香り、オレンジのワタ。シナモン、蜜蠟、ニッキ。水っぽさ。緩やかな甘みと植物由来の苦みがほんのりと残る。

好み:★6 67

 

 

雑感:TENではなくて10

缶の化粧箱に入ったボトル。

80年代前半の流通品、フロアモルティング時代の原酒にあたります。

 

ですが正直な話、事前の期待ほどのインパクトはなく。

既に気が抜けているのかな。

コルクも無事で上々の品だったのですが。。

 

加水のボトルですから仕方がないですね。

 

 

 

ただもちろん、ハイプルーフの腰の強さを評価しがちな自分の好みが大きく影響している可能性もあります。

繊細に味を拾えて、緩やかなモルトが好みの人ならもっと高評価かも。

 

 

具体的には、手持ちの カーンモア 16年 1995 と比べると

カーンモアはもっとハッキリとした味わい。

柑橘系だったり、クリーミーだったり、青臭さだったり。

ボトルの個性が分かりやすいです。

度数は3%しか変わらないのに

 

今回のボトルは緩やか、そして甘みのニュアンスに複雑味があるような。。

自分のテイスティングで挙げた もわんとしている がそれですね。(語彙のない…)

 

 

カーンモアはシングルカスクティースプーンですが)、この10年はシングルモルト

単純に比較して良いものでもないでしょうが、その違いの勉強になりました。

 

 

 

 

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コルクも特別感があって良いですね。

 

 

たっぷり時間をおくと粘性を感じてきました。

期待してしまっておくことにします。

 

 

 

 

(よろしければ)