ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

セントジェームス NA 70年代流通?

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ラベル情報:

St.James's

86 Proof 4/5 Quarter

Berry Bros & Rudd

 

香り:オールドなモルト香、落ち着いたシェリー樽の香り。ザラメ、カラメル。洋梨。湿布薬。ベリーとバナナが僅かに。ホットケーキミックスも。

味わい:軽いタッチと重たいタッチが同居している。軽い方にあるのは薄めた蜂蜜、乾いた牧草。シナモン。生木の枝。レモングラスを浸した冷水。重たい方には、オールドのシェリー樽香とその渋み、カラメル。ザラメ。ブラックベリー。ラムレーズン。咥内にざらっと渋みのニュアンスが残る。

好み:★7 78 ※84

 

 

雑感:優しく贅沢な味わい。そして新鮮な体験。

オールドボトルの良いところという印象を持ちました。

優しいシェリー樽のニュアンスに迎えてもらって、微かな渋みで〆。

とても良い構成のボトルです。

 

へんな言い方ですが、バーで飲んだらもっと評価が高いかも。

それなりの価格で飲んでも納得できる味わいと言いますか、、、

良いところ探しをしたら良いところが沢山見つかるような、

そんなボトル。

 

つまり、オールドボトルの愉しみが詰まった1本です。

 

 

 

 

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ふとロックでも

 

 

驚きました。

ロックこそ本領かもしれません。

 

甘みが豊かにのびやかに、爽やかな蜂蜜香と若葉のニュアンス。

フィニッシュにかけて活き活きとした木香。

全く表情が変わって。

面白いです。

 

これなら★8だなぁ

 

 

ロックで良くなるのは圧殺系シェリー樽熟成のモルトこそと思い込んでいたのですが、

視野が狭かったです。

 

手元にある他のオールドボトルも試してみたくなりました。

 

 

 

 

(以下蛇足)

ロックの氷が溶けて常温に戻ったグラスを飲みましたら、重くて正直不快でした。

 

 

大きめのロックグラスに大きな氷。贅沢にトクトクと注ぎ、ぐいっと飲む。

これがこのボトルの全力全開を愉しめる方法かと思います。

 

ぜひ!