ラベル情報:
ARDMORE
21 YEARS OLD
Distilled in : 1996
Bottled in : 2018
Matured in : HOGSHEAD
60.0%
For Friends -Pub MAHOROBI in JAPAN Est.1978-
LIMITED EDITION BOTTELING
摩幌美 40th Anniversary
BERRY BROS. & RUDD
香り:甘く蜂蜜ちっく、枯葉、乾燥させた牧草。樹液。シナモンを少し。芝生と土っぽさ。
味わい:口に含んだ瞬間に白桃を思わせる。生姜と蜂蜜、ワクシー、柑橘系の甘みと大福、土、枯草。濡れた森。スパイシー。樽由来の渋みが心地良い。腰のある甘みが長く続く。
好み:★7 78
【オフィシャルのテイスティングコメント】
桃、夕張メロンに、フェノリックなピートスモークのアロマが繊細に香る。
味わいは白桃、洋梨にホワイトペッパーのスパイス。
余韻に残るひね香がオールドボトルのような趣を与えている。
この年代のアードモアとしては稀有で印象に残る1本。
反芻:蜂蜜とは表現されていませんね。“桃” はまだ若めのイメージだと思います。
“ひね香” は言われると、なるほどこれかなという程度。それを拾えるようになりたいですね。
雑感:2018年にスペイサイドと同時発売されたボトル。
フルーツ過ぎず、美味しいモルトです。
果実感というより果肉感という表現が相応しい印象。歯応えがあるといいますか、ミネラル感があるのかな。
さらにピートが良いアクセントになっていて、飲み飽きることはないと思います。
アードモアとは大きな丘の意。(ちなみにアードベッグは小さな丘)
ピートを効かせたモルトが特徴のハイランドの蒸留所になります。
その意味でも、このボトルは真骨頂かと。
フルーツ感とピートのバランスがとても良いと感じました。
じっくり愉しんでいきたいです。
追記(21/10/06):T&T TOYAMAのアードモアに刺激されて再度テイスティング
香り:甘い果肉感と灰。まだ硬い桃、青いトマト。乾いた灰と薬品香、シダ植物。
味わい:灰と薬品香、エステリー。海辺の焚火。灰を被った桃、青パパイヤ。果肉を感じる、しかし同時にスモークされた果実のジューシーさも。それらの甘みに潮気と薬草、白胡椒が伴ってフィニッシュ。
腰があり、じっくりと旨い。
好み:★8 83
雑感:衝撃的ではないけれど
やっぱり好きです。
以前よりもフルーツのニュアンスに熟した感じが浮かんできていると感じます。
逆に蜂蜜や土ののそれは大人しくなっているよう。
芝生と土っぽさ を今回は シダ植物 とイメージしたかな。
でも、硬い桃やら果肉感やら同じものも感じられていて良かったです。
オフィシャルのコメントにある “ひね香” は今回自分が感じた 薬草 がそうなのかも知れません。(そうだとしたら酋長のコメントに近づいている?)
T&T TOYAMAのアードモアも美味しかったですが、摩幌美のアードモアもやはり逸品。
また次のボトルを求め彷徨ってしまいそうです。
(よろしければ)