ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ラフロイグ 21年? 1977 BBR

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ラベル情報:

LAPHROAIG

1977

BOTTLED 1999

DRAWN FROM CASK No. 5081

43%

Berrys' Own Selection

BERRY BROS & RUDD

 

香り:熟した南国フルーツ。柑橘類の甘み、パッションフルーツ、マスカット。甘い煙。海藻。乾いた木材、少しの消毒液。灰がかかった華やかでまっすぐとした家具。

味わい:緩やかに甘く、優しい煙。クリーミー。潮風、海藻。木の苦み。燻されたフルーツのような甘みがやさしく長く。

好み:★9 95

 

 

雑感:2年間の変化について。

約2年前にほぼ開栓直後を飲ませて頂き、今回ほぼラストの状態で頂きました。

当時のメモには一言、『旨い。南国フルーツが煙を纏って』。

 

記憶にあるそれを今回のテイスティングと比べると、

香りはもっと仄か、味わいは逆にもっと濃くジューシーだったイメージです。

 

40%程度であると、開栓1年以内が飲み頃と言えるのかも知れません。

ただ、今回の方が香りがよく開いていたのもまた印象的。

 

開栓後の経年変化の両方を味わえた幸運。感謝しきれません。

 

 

 

経年変化というと、2年間で変わったのは自分もそうで。

ウイスキーを愉しむにあたって、ニュアンスをもっと沢山拾いたい、イメージを深めたいと思うようになりました。

当時よりテイスティングを愉しめていると思います。

ですが同時に、当時の方が素直に楽しんでいたかも、少なくともカウンター越しの会話は当時の方が多かったなという反省も浮かんできました。

 

 

ボトルの変化と自分の変化。

甘みの中にほんのりあると苦いものを味あわせて頂きました。