ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンデヴェロン(マクダフ) 12年 1983

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ラベル情報:

GLEN DEVERON

MACDUFF DISTILLERY

AGED 12 YEARS

DISTILLED 1983

40%

 

香り:心地よい豊かな麦の香りが迎えてくれる。フレッシュな葡萄の皮。麦芽の甘み、オレンジの風味。蜂蜜。爽やか、ハッカ、干した牧草、微かな土の香り。

味わい:濃い蜂蜜とその苦み。まろやかでモルティ。乳酸菌。ミルキー、コーヒー、シリアル、生木のニュアンス。薄くオレンジやマスカット。シロップ、シナモン、林檎の皮のイメージ。

好み:★7 76

 

 

雑感:心地良い香りの上質なモルト

グレンデヴェロン(グレンデュヴェロン)はマクダフ蒸留所のシングルモルトブランドになります。

 

オフィシャルのボトルがグレンデヴェロン表記、ボトラーズのものはマクダフ表記。

不思議な関係です。

逆なら理解できるのですが…

 

どんな由来があるのでしょうか?(調べたけど分かりませんでした)

 

 

 

名前の不思議は一旦置いておいて中身の話。

素直に美味しいです。

そしてとにかく香りが良い。

オールドな麦芽の香りに期待感が高まり、ふわりと柔らかい甘みに癒されます。

麦芽由来のフルーティさや甘みはこういうものだと体感できるようです。

 

もう少しパワーが欲しくもありますが、それは贅沢というもの。

 

 

 

開けたてでのテイスティングですが、この先フルーツ感がどのように開いてくるのかとても期待しています。

 

全盛期を逃さないようにしなければいけません。

 

 

 

 

追記(22/09/03):

オフィシャルが『グレンデヴェロン』、ボトラーズが『マクダフ』と表記することになった由来について記事を見付けたので追記です。

 

その昔70年代後半、マクダフ蒸留所のがシングルモルトを販売するにあたり、

海外向けのアピールになる “グレン” を冠した名前にしようと『グレンデヴェロン』を採用したという由来があるそうです。

その時代から現代まで歴史が続いているということ。

 

そして、その経緯とは関係のないボトラーズは、そのまま『マクダフ』となっている。

 

至極ストンと腑に落ちました。

ありがとうございました。

 

 

詳しくは、マクダフ蒸留所モルト「GLEN DEVERON」 私的備忘録 - ゲコデスノート 様の記事をご確認いただければと思います。