ラベル情報:
IMPEROAL
DISTILLATION DATE 16/01/1996
BOTTLING DATE 01/03/2019
CASK BOURBON BARREL
NUMBER 36
48.7%
BEQUEST
CARN MOR
香り:甘く、煮詰めたオレンジの風味。蜂蜜、シナモン、レモン、パイ生地。
味わい:スパイシー、潮気、ジンジャーシロップ。樽香が高く。紅茶、シナモンやレモンの皮、蜂蜜、生木の印象。バニラやホットケーキミックス。ワクシーな余韻、オレンジがふわりと。
好み:★7 74
【インポーターのテイスティングコメント】
グラスに注ぐと白桃と酸味のあるリンゴが優しく香り、続いてゴールデンシロップ、トフィーのアロマが立ち上がります。
口に含むとパイナップル、マンゴー、パッションフルーツなどの南国フルーツがはっきりと現れます。
フィニッシュまで南国フルーツの味わいが続き、カスタードクリームのまろやかな甘さが加わります。
程よく厚みのあるボディと南国フルーツのバランスが絶妙な珠玉の1本です。
※通販サイトより
反芻:ズレてますね。“南国フルーツ” のニュアンスは拾えず、“リンゴ” が言われると確かにという程度。
改めて飲むと、酸味のあるフルーツ という印象です。
ただ、スパイシーやワクシーさに触れられていないことに疑問符があるのも本音。
雑感:甘くスパイシー、不思議な魅力のモルト
インペリアル蒸留所。
閉鎖と再会を繰り返した蒸留所です。1998年に完全に閉鎖、2013年に残存していた設備が撤去されました。
(現在は同じ土地にダルムナック蒸留所が新設され稼働しています)
飲んで感じたのは、オフィシャル クライヌリッシュ 14年 に近いという印象。
実際に比べると当然別物ではあるのですが。
似てる?
共通しているのは、甘みの方向性。
クライヌリッシュは、よりワクシーでナッティが特徴的。
インペリアルは、比べるとナッツのニュアンスは弱く、フルーティ、シロップ感が拡がる感じ。そしてよりスパイシー。
こうして比べていると、改めてフルーティさはウイスキーの魅力であると感じられます。
その点では、このインペリアルが上に来ると言えるのでしょう。
ただ、安価で広くこの味わいを提供してくれているクライヌリッシュに改めて感謝と畏敬の念も覚えて。
似て非なるけれど、似ている。
そんな印象を受けました。