ラベル情報:
GLENFORRES
all hightland malt scotch whisky
12 years old
43%
特級
香り:モルティ。カラメル、苔むした森、土っぽさ。仄かに焦げ感。カスタードクリーム、焼いたパン。
味わい:クリーミーで甘い。煤、枝付きレーズン、葡萄の皮、蜂蜜とその苦味。オールドなモルトが浮き上がってきて、すっと消える。ゆるくナッツの甘み残り、微かにおしろいっぽさを伴う余韻。
好み:★8 83
雑感:Glenforres Glenlivet Disillery のダブルハイランドモルト
“水に溺れない。
香りを散らさない。
まろやかな味わいを崩さない。
12年の時の神秘に抱かれて、
いまグレンフォレス登場。
芳醇、馥郁たる、
これはスコッチの極み。”
同封されていた冊子の表現です。
そしてこう続きます。
“グレンフォレス グレンリベット社のエドラドワ蒸留所” で12年間貯蔵されたモルトに “もうひとつの12年ハイランドモルト” を選りすぐってマリッジさせた “独自のダブルハイランドモルト”。 ※ “” 部分は原文まま。その他は要約。
もうひとつのハイランドモルトとはどこなのでしょうか。
テイスティングで分かる人には分かるのかな。。。
現行10年と飲み比べると共通しているのは、口当たりの滑らかさと余韻のクリーミーさ、僅かなパフューム。
シルキーなイメージも。
でもこれは、知っているから似ているニュアンスを探しているだけでしょうね。知らずに飲んで気付けたらかっこ良いのですけど。
差異は10年はクリーミーさが全面に、グレンフォレスはモルティさが特徴的。
自分からすると別物として両方とも美味しいです。
このボトル、瞬間的に味わいが膨らむのですが、そのまますっと消えてしまうのが気になります。物足りないとも感じてしまう。
おそらくもう力が抜けてきているのでしょう。
老いた老騎士。
全盛期に出会いたかったと強く思います。
ところで、化粧箱が明らかに横置きのデザインですよね。
ワインのようで贈答用として高級感はあるとも思いますが、ウイスキーの保管方法としては…。
もし購入を検討されている方がいるなら、箱がない方が保存状態が良いかもしれません。