ラベル情報:
LAOHROAIG
ISLYA SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
AGED 25 YEARS
THIS EXTREMELY RARE AND UNIQUID WAS MATURED IN EX-BOURBON CASKS
alc. 52%
香り:潮の香り、海辺の焚火、黒い果実感。薬品香。熟したオレンジ、シロップ、レーズン。バニラ、生食パン。
味わい:ジューシー。灰や潮風、スパイシー。パッションフルーツ、レーズンサンド、グアバやマスカット。豊かな果実感を包み込む甘い煙。バニラ、濡れた木材、胡椒やタンニン、砂糖とハッカ。煙や渋みの中の甘みが心地良く、長く続く余韻。
好み:★9 90
雑感:旨いです。美味しいというより旨い。
煙と果実感が良い1本です。
ひと口ごとに、果実感や煙や潮風と前に出てくるニュアンスが変わって面白いです。後を引きますね。
以前にウイスキーを飲まない友人宅に持って行ったことがありますが、何杯も重ねていました。それだけの魅力を持ったボトルと思います。
毎年発売されているカスクストレングスのボトルです。
GMカリラ 24年でも感じましたが、カスクストレングスの50%前半が自分にとって一番好みのようで。
旨い。
これを何杯もおかわりできる贅沢。ボトルを買う愉しみですね。
追記(21/01/11):
再度テイスティング。
香り:枯れた木。塩素。海藻、ヨード香の中に赤い果実感。グアバ、イチジク。さくらんぼやカシス。桃缶のシロップ。ライムの印象も。
味わい:芳醇な味わい。優しい潮気、甘い煙。グアバやパイナップル、グレープフルーツ。熟した果実感。バナナの粘り気、バニラアイスが僅かに。海藻や消毒液がフィニッシュを上品に仕上げて、次の杯を誘ってくる。
好み:★9 92
雑感:ボトルのフィニッシュにあたり、改めて向かい合ってみました。
過去の自分のと比べると、レーズンサンドが拾えなくなっていると感じました。探すと穀物っぽさはふわりと漂ってくるのですが。
いくらか変化のあったボトルですが、豊かなフルーツ感は変わらない主役。熟したフルーツが続々と浮かんできてとても愉しいです。
名脇役は煙。奥行きを感じさせてくれます。
役者がバランス良く配置され、全員が良い働きをして逸品に仕上げている。
そんな素晴らしいモルトでした。
ごちそうさまでした。