ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンキンチー 12年 2018年流通

f:id:BOXBOXBOX:20200512003636j:plain

ラベル情報:

GLENKINCHIE

THE EDINBURGH MALT

SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

12 YEARS OLD

43%

 

香り:モルティ、乾燥した牧草。直後に青りんご、洋梨のフレッシュなフルーツがふわりと。メンソールのイメージも少し。

味わい:落ち着いた麦の甘さ。暖かい。レモンケーキ、バニラ、ナッツ、メレンゲクッキー、蜂蜜。硬いメロン、キウイ。スパイスと仄かな煙をアクセントに短めの余韻。軽く丸く滑らかで優しい味わい。時間を置くと余韻に胡桃のような印象が加わる。

微加水すると、水飴と乳酸菌が前に出てきて印象が変わる。個人的にはストレートで。

好み:★7 72

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

グレンキンチーはライトかつデリケートなシングルモルトで、
かすかなフローラルな芳香を伴うスイートかつクリーミーな飲み口です。
 

 

雑感:ちょっと漠然としていてイメージと合わない印象。

オフィシャルのコメントに対して、もっと美味しいのに!と感じてしまいました汗。

 

 

雑感:エレガントな佇まいのローランドモルト

ボトルデザインがとても好みです。上品な淑女のよう。

中身も、ピートのインパクトも重厚なフルーツ感もない素朴な味わいです。ただ決して個性に乏しいのではなく、上品に感じるバランスの良さがそこにあります。

 

おそらく好きなモルトの1番手に挙げる人は少ないブランドだと思います。自分も好みの傾向とは全く離れていますし。

ですが、好みの傾向と全く別のタイプのモルトとして美味しいと感じました。

 

出逢えて良かった1本です。

 

  

これを充分に愉しめるのは経験豊かな舌を持った人ではないかと思います。

飲んだ後、自分はボディの強いモルトが欲しくなりました。(台無し)

 

 

 

 

追記(21/11/21):

※ブラインドテイスティングにて

香り:焦げた木の香り。林檎、芝生。ケミカルな甘さ。酸味。

味わい:枯葉のような甘み。乳酸菌。クリーミー。微かな焦げ感。

予想:クライヌリッシュ

 

雑感:消去法でハイランドかなと。

ピートもない、フローラルな華やかさもない、と来たのでハイランドの何処か?と決めつけてしまいました。

そこで浮かんできたのがクライヌリッシュ。

 

そう思うと途端に、焦げ感が内陸系のピートに、クリーミーさがワクシーに思えてきてしまって。。

 

情報に左右される感覚を体感しました。

 

 

 

過去の自分のコメントを読むと、レモンやメレンゲクッキーはなるほどなぁと感じました。

これがブラインドで浮かんで来なくちゃダメですね。