ラベル情報:
TALISKER THE DISTILLERS EDITION
SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
DISTILLED 2002
BOTTLED IN 2013
DOUBLE MATURED IN AMOROSO CASK WOOD
TD-S: 5PB
45.8%
香り:ドライオレンジ、ビターチョコレート。レモンの皮、消毒液。微かに正露丸。高い位置に細かい香りはあるが、まだ閉じている印象。
味わい:オレンジチョコレート、塩、樽香。ヨード、海藻、薬品香。穀物の甘味と焦げたトースト。皮ごとの葡萄があり、スパイスの印象が残る。
好み:★7 74
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香り:目を見張るような、伝説を感じさせる資質。極めてシャープで焦点がぎゅっと絞られた香り。素晴らしいサルタナの甘み、クリーンでじらすような魅惑的な香り。
味わい:荘厳;しゃきっとしたピートの味わいが大きな豊かな味にうつろい、一抹の甘み、ローストしたモルトを感じさせる。ヘザーのようなドライさ。ウッドの味わいがペッパーに程よく絡む。甘美で僅かにオイリーな甘み。良く熟れたジューシーなフルーツ。
フィニッシュ:深みのあるココア、微細なバニラ、そして長く尾を引く、土を感じさせるピーティさ。壮大なほどに噛み応えがあり、エッジのきいた甘み~甘みとドライさのバランスが素晴らしい。
反芻:まず、オフィシャルのコメントが自分のバッチ番号(TD-S: 5PB)と同じものを指しているのかは不明です。その上で。
“クリーンでじらすような魅惑的な香り” を自分は閉じていると受け取ったようです。つくづく色気がない。。。ただ正直に言うと、今回のコメントは物語チックでうまく消化できないのも本音。教養の差でしょうか。
初めは固く感じましたが、開いてくると葡萄のジューシーさとピーティさが混ざり合って良いです。間違いなく “甘みとドライさのバランスが素晴らしい” ボトル。
コーヒーのようなニュアンスも。
雑感:アメリカンオークカスクで熟成後、アモロソカスクで追熟。
熟成期間は2002年から2013年のおそらく10年。
最初の印象はダークストームと同じく自分がタリスカーに求めている方向性ではないのかな、というもの。ですが、時間を置くとよりジューシーにスパイシーに変化し面白くなりました。
ロックでは落ち着いたブランデーや煙草。
ストレートより好き。(これもダークストームと共通)
10年と比較すると、ディスティラーズエディションはジューシーさ、10年はスパイシーさに重きを置いている印象。チャンスがあれば飲み比べするのも楽しいと思います。
極端に突出したところのないバランスの良い味わい。
ベテランウイスキーラバーこそ好むボトルではないでしょうか。
本筋とはズレますが、10年に烏龍茶のニュアンスを感じました。これまでそんなことなかったのに。
新たな発見。やはり面白いですね。
どんどん自分を更新していこう。それが目的で始めたブログだもの。