ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

タリスカー ネイストポイント 2018年流通

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ラベル情報:

TALISKER NEIST POINT

SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

45.8%

 

香り:ライム、ミント、ビスケット。赤ワイン、乾いた木。石鹸も微かに

味わい:塩胡椒、スパイシー。梨、ミルクチョコレート。オレンジピールの苦味。ワイン樽由来にとれる香り。紫蘇。海水とヨード。やや水っぽくもある。荒々しいファーストアタックだが奥行きはそこまで感じない。

好み:★5 52

 

 

雑感:免税店向けに発売されたボトルです。

ネイストポイントとは、スカイ島最西端にある灯台の名前が由来。ボトルや化粧箱にもその灯台が描かれています。

また、通常蒸留所の緯度経度が表記されているの数値も、ネイストポイントのものに代わっています。(ちなみにポートリーのラベルの数値は通常のものと同じです)

 

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作りが18年より豪華なような。免税店向けですから特別感も大切だったのでしょうか。

 

 

味わいの傾向は10年よりも18年に近いと感じます。ただ近いが故に、膨らみに差を感じてしまう。18年前後の原酒も使われていると思うのですが18年以上ではない、構成の違いによるものなのでしょうか。

 

美味しいです。

ただ最初にわっと来る分その後に物足りなさを覚えてしまう、そんなボトルでした。

 

 

 

 

 

追記(24/03/09):

フィニッシュに向けて再度の記録を

 

香り:ソルティで甘い香り、潮気、ベリー系、葡萄、レモンの皮、シロップ。加水のニュアンス、塩素。ワイン樽のヒント。スモーキー、黒胡椒。消した焚火。

味わい:ベリー系のテクスチャー、海水、スモーキー、黒胡椒。焚火の木の枝。石鹸の風味。加水の印象。燻したオレンジチョコ。洋梨。メロンの皮。飲み込むと咥内には潮気が強く残る。それも過ぎると仄かに烏龍茶の出涸らし。

スモーキーな黒胡椒の刺激が印象的。

好み:★6 64

 

 

雑感:この記事を起こしてから丸四年なんですね。

驚きました。

ずっと更新を続けてきたのですから大したものです。

 

もうこのボトルも終売になっているのでしょうか。

先程アマゾンを見てみたら価格に驚かされました。

 

このボトルを購入したのは 2018年。

思えば当時、18年ボトルも1万円しなかったです。

 

常々、自分も当時からウイスキーに興味を持っていたら!と思わされて来ましたが、

自分がそう思われる立場に片足を突っ込んでいる気がします(笑)

 

ただそれでも、もっと早く始めていたらと思うのは本当。

より早く経験を積めていたら、より愉しめるものも多かったろうと思いますから。

 

 

世に、物事を始めるのに遅すぎることなんてない とは言われますが、

現実のところは、物事を始めるのに早すぎることなんてない が真実です。きっと。

 

 

 

このボトルに間に合ったことに感謝を

 

ごちそうさまでした。