ラベル情報:
TALISKER
SINGLE MALT SCTCH WHISKY
30 YEARS OLD
2015
45.8%
香り:フルーティで優しい香り。エステリー。ぶどう、いちごジャム、仄かに白檀。フィニッシュにスパイスをひと摘み。
味わい:いちごジャム、杏、梅。生食パン。生木の枝を折った時のそれ。昆布出汁。後から追ってヨードやタール。余韻にいる潮気と胡椒が味をはっきりと仕上げている。ジューシーなウイスキー。
好み:★8 85
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香り:自己主張は強くない、控えめな中にも潮のニュアンス。新しいヨットのニス、スパイシーさと海の香り。ほのかなスモーキーさ。加水すると潮の香りは弱くなり、若干甘い香りが顔を出す。
味わい:口当たりはゆっくりと甘みが広がり、次第に苦味と塩気。そしてわずかなスモーキーさの後で隠し味のようにペッパーの風味と辛みがあらわれ、口の中が乾いたような感覚に陥る。ミネラルとトーストの風味。加水するとゆっくりと甘みが現れ、優しい味わいに変化していくが、胡椒の風味が舌を覆う。
フィニッシュ:長く、わずかな苦味とスモーキーさを感じながらも非常にドライ。
反芻:“口の中が乾いたような感覚に陥る” が腑に落ちました。テイスティングコメントって色々な表現がありますね。面白い
オフィシャルコメントでは “トースト” があって、自分の感想には “生食パン” だったのが印象的です。トーストかなぁ どこか爽やかさを感じるんですよね。それが渋み(口の中が乾いたような感覚)に繋がるのかと。
雑感:ジューシーで美味しいボトルです。
加水だからでしょうか、力強いというより柔らかく落ち着いた印象。ジューシーでも重すぎず爽やかな印象のモルトです。
18年の時にはあちらの方が好みかもと言いましたが、やはり美味しいです 30年。
18年の方が若々しさがあります。ここはもう趣向の話ですね。
あとは金額と度数かな。 ※度数は他ブランドとの比較になりますが
この後に改めて10年を飲むと、タールっぽさを受け取るようになりました。ただ、共通するフルーツ感、余韻のスパイス感は確かにあり、これがタリスカーの個性なのかなと勉強できました。
残り少ない。じっくり味わいます。
追記(21/02/28):
香り:甘やかな潮風、ヨード香。赤ワイン。マーマレード、苺ジャム。洋梨。甘酸っぱい果物を煮詰めたイメージ。微かに塩素のニュアンスも。
味わい:優しい甘み、潮気と薬品感。落ち着いた樽香。
オレンジピール、バニラ、シナモン。洋梨や苺ジャム。よく焼いたトースト。潮気と塩素。甘い赤ワインの香り。黒胡椒がはっきりと。緩やかに甘い煙が漂う余韻は長く、微かな渋みが残る。
好み:★8 85
反芻:おおよそ過去の自分と同じ。少しオフィシャルに近づいている?
過去の自分のコメントを読むと、オフィシャルの “トースト” より 生食パン と言っていますが、今の自分はトーストに感じました。
梅のニュアンスは拾えませんでした。あの時は確かに感じたのですが。。。
オフィシャルのコメントにある “口の中が乾いたような感覚に陥る” も良く分かります。収斂味とまではいかなくても、程よく咥内を刺激して次のひと口を誘ってくれます。
美味しいです。
雑感:買って良かった。過去の自分に感謝。
オフィシャルラインナップこそ美味しいものだ とはよく言われるものの、特に長熟ものは飲む機会が少ないですよね。
バーに行っても、ボトラーズやプライベートボトルにばかり食指が伸びてしまいますし。そもそも置いてあるお店もレアな気がします。
ですが、やはり美味しいボトルでした。
優しいジューシー感、特に苺ジャムのニュアンスはなかなか出逢えるものではないと思います。
1本通して愉しめたことは幸せでした。
購入を決意した過去の自分に感謝です。
今の自分よりも大人でした。
ごちそうさまでした。
先ほどネットで金額を見たら、8万円もするんですね。
よく買ったな自分。(もう少し安かった気もしますが)